Metaが発表した新型VRヘッドセット「Quest 3S」–今分かっているすべてのこと

今回は「Metaが発表した新型VRヘッドセット「Quest 3S」–今分かっているすべてのこと」についてご紹介します。

関連ワード (クライアント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「Meta Connect 2024」が米国時間9月25日に開幕し、さまざまな発表があった。Metaは冒頭で新しい「Meta Quest 3S」ヘッドセットを披露し、イベントを力強くスタートさせた。本記事では、Quest 3Sについて、価格やハードウェア、機能など、これまでに分かっているすべてのことを紹介する。

 Meta Connect開幕の1週間前、このヘッドセットのさまざまなバンドルに関する重要な情報が流出したが、それらのバンドルはイベントで発表されなかった。つまり、Quest 3Sについては、Metaがまだ公表していないことを準備中である可能性が高い。

 Meta Quest 3Sには、128GBモデルと256GBモデルの2種類がある。価格はそれぞれ300ドル(4万8400円)と400ドル(6万4900円)だ。どちらを購入しても、現行の「Quest 3」ヘッドセットより大幅に低価格である。

 米国では、どちらのモデルも10月15日に発売される予定だ。Metaのデジタルストアフロントで予約注文の受付がすでに開始されている。Quest 3Sを予約注文すると、「Touch Plus」コントローラー、電源アダプター、「Meta Quest+」のサブスクリプション、「バットマン:アーカム・シャドウ」も付属する。

 Quest 3Sの外観はQuest 3とかなり異なる。オンラインメディアでは、「クモの目のような見た目」と評されている。新モデルのレンズは、垂直カメラシステムではなく、三角形を形成する3つのレンズが両側に配置されている。製品ページによると、このヘッドセットでは「『Quest 2』の(4.5倍の)解像度と色彩で、Quest 3と同じ複合現実(MR)体験を楽しめる」という。

 仮想オブジェクトは「高解像度」で表示され、本物のように見えるという。この高忠実度のビジュアルをサラウンドサウンドと組み合わせることで、没入感を高めることが狙いだ。

 本稿執筆時点では、新しいレンズアレイが視覚出力に違いをもたらすのかどうかは不明だ。Metaの説明によると、大きな違いはないという。Quest 3Sは、Quest 3と全く同じではないにしても、よく似た体験を提供する。新しいデザインは単に見た目の魅力を高めることが目的である可能性もある。

 MetaがQuest 3Sのスペックシートをまだ公開していないため、ハードウェアの詳細は不明である。とはいえ、前モデルと同様、「Snapdragon XR2 Gen 2」チップセットが搭載されることは判明している。そのため、「高速な読み込み時間、滑らかなパフォーマンス、高解像度のグラフィックス」が実現されることは間違いない。

 ヘッドセットには、「3段階のIAD(瞳孔間距離)調整」が可能な2つのフレネルレンズが内蔵されている。基本的に、これはレンズが非常に鮮明な画質を提供できることを意味する。それぞれのレンズは、片目あたり1832×1920ピクセルの解像度を出力する。Meta Quest 2も同様のテクノロジーを備えている。

 Quest 3Sには4324mAhのバッテリーが搭載されており、約2時間半の使用が可能だ。視野角は水平96度、垂直90度と言われている。Meta 最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏によると、Quest 3Sは空間オーディオをサポートするという。本稿執筆時点では、このヘッドセットのオーディオシステムに関する追加情報は見つかっていない。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
青色LEDの光で発電する太陽電池、無線給電に活用 東京都市大が新技術
企業・業界動向
2021-02-11 18:09
ミロ・ジャパン、セキュリティ・コンプライアンス保護機能「Miro Enterprise Guard」提供
IT関連
2024-03-20 16:57
「Linux」マルウェア「OrBit」発見–検出、削除が難しい新種
IT関連
2022-07-12 09:19
クラウド契約「クラウドサイン」、スマートキャビネット機能を追加–契約書管理を自動化
IT関連
2022-03-29 22:40
NEC、独自のセンシング技術で光ファイバーの損傷検知–管理業務を効率化
IT関連
2021-07-05 21:39
富士通と東海大学、非破壊で冷凍マグロの鮮度を評価–超音波AI活用
IT関連
2022-12-23 03:16
AWSが2021年のパートナー戦略を発表–内製開発支援も
IT関連
2021-03-24 12:50
SUPER STUDIO、経営管理クラウド「Loglass 経営管理」導入–予実管理を効率化
IT関連
2024-02-06 17:28
「Windows」「Mac」からの乗り換えを考えているなら–使いやすさを追及した「GeckoLinux」
IT関連
2024-08-17 23:08
テラスカイ、新潟県上越市を活性化–障がい者雇用で農業事業もスタート
IT関連
2022-05-13 03:22
米下院司法委員会、GAFA規制の5法案を提出 企業分割や買収規制
企業・業界動向
2021-06-13 05:50
テレワークで広がる「ワーケーション」 地方再生の“切り札”なるか
IT関連
2021-05-27 22:16
デジタルガジェットとしてのマイナンバーカードを考える :サイバーセキュリティ2029(1/3 ページ)
セキュリティ
2021-03-16 14:17
GoogleのArea 120がモバイルアプリ開発者のプライバシーコンプライアンス対応を支援するプロダクト「Checks」を発表
IT関連
2022-02-24 19:53