マイクロソフト、「Skype」を5月で廃止へ–今後は「Teams」に一本化
今回は「マイクロソフト、「Skype」を5月で廃止へ–今後は「Teams」に一本化」についてご紹介します。
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Microsoftは米国時間2月28日、コミュニケーションツール「Skype」を2025年5月で廃止すると発表した。今後は「Microsoft Teams」に注力するとしている。
Collaborative Apps and Platforms担当プレジデントのJeff Teper氏はブログ投稿で、「Teamsでは、Skypeの主要な機能をほぼそのまま利用でき、1対1やグループでの通話、メッセージ交換、ファイル共有が可能となっている。さらに、Teamsには無料の追加機能として、会議の主催、スケジュール管理、コミュニティーの作成や参加などがある」と説明する。
また、「既に数億人がTeamsをチームワークの中心ツールとして利用し、仕事、学校、家庭でのつながりを維持し、活発なコミュニケーションに役立てている。特にこの2年で、個人ユーザーによるTeamsでの会議時間が4倍に増えた」と付け加える。
今後については、「SkypeアカウントでTeamsに簡単にログインできるようにすることから始める」(同氏)としている。
Skypeは2003年にサービスを開始し、2011年にMicrosoftに買収された。MicrosoftはSkypeを個人と企業の両方に普及させ、「Windows」をはじめとする製品群に統合することを計画していた。その後、同社はSkypeの改良と機能強化を続け、特に新型コロナウイルス感染症の発生時には、リモート通話やビデオ会議の手段として多くの人々に利用された。
2020年3月の時点で、Skypeの1日当たりの利用者数はおよそ4000万人に達していた。しかし、新型コロナウイルス感染症が収束に向かうにつれてその数は減少し、2023年2月には3600万人に減少した。その後も利用者数は減少し続けていると考えられる。
Skypeが直面している課題の一つは、競合他社の存在である。「Zoom」や「Slack」をはじめとする多様なコミュニケーションツールが多くのユーザーを獲得しており、中でもTeamsはSkypeにとって最大の競争相手である。
Microsoftは近年、個人と企業の両方に向けてTeamsの利用拡大と機能改善に注力してきた。特にTeamsをWindowsに統合したことで、Teamsを主要な通話・チャットアプリとして位置付けている。