Mozilla、垂直タブに対応した「Firefox 136」をリリース
今回は「Mozilla、垂直タブに対応した「Firefox 136」をリリース」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Firefox」はブラウザー業界において、「Google Chrome」「Safari」「Microsoft Edge」といった競合製品の後塵を拝してきた。かつての栄光は薄れ、人気も低迷している一方で、革新の歩みを止めることなく、進化を続けている。その一例が最新バージョンで導入された「垂直タブ」になる。これは、タブ管理の方法を大きく変える可能性のある機能だ。
Firefoxのバージョン136は、多数のタブを開いて作業するユーザーにとって見逃せないアップデートである。通常、開いているタブは画面上部のタブバーに横並びで表示されるが、タブの数が増えるにつれて管理や操作が困難になる。
垂直タブでは、開いているページが画面左側または右側の垂直サイドバーに沿って表示される。各タブは、タイトル表示かアイコン表示かを選択できる。タブの開閉はクリック操作だけで行える。タブの並び順は、デフォルトでは最後に開いたタブが上部に表示されるが、特定のタブをリストの上部または下部に移動することで、自由に調整できる。
さらに、タブを新しいウィンドウで開いたり、全てのタブを選択したり、複数のタブを一度に閉じたりといった操作にも対応している。つまり、水平タブの機能は、全て垂直タブでも利用できるようになっている。
Edgeは2021年3月に垂直タブを搭載し、「Arc」「Brave」「Vivaldi」、Safariなどのブラウザーも既に対応している。
Mozillaはまた、サイドバーにさまざまなツールへのアクセス機能を追加している。サイドバーを有効にすると、「ChatGPT」、ブックマーク、履歴、同期デバイスのタブに素早くアクセスできる
さらに、Cookie、閲覧履歴、キャッシュされたページなどと併せて、保存されたフォーム情報を消去できるようになった。また、デフォルトでよりHTTPS接続を使用するようになり、セキュアな接続に失敗した場合はHTTPにフォールバックする。Firefoxから画像をコピーする際はPNG形式を優先することで透過性を保持できるように対応した
Firefox 136では、多くのセキュリティ関連の修正が図られている。セキュリティアドバイザリーによると、15件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正され、8件は深刻度が「High」とされている。