Canva、「Visual Suite 2.0」を発表–6つのAI機能で大幅強化
今回は「Canva、「Visual Suite 2.0」を発表–6つのAI機能で大幅強化」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
2012年創業のCanvaは、月間アクティブユーザー数が2億3000万人を超える、広く利用されるビジュアルコミュニケーションプラットフォームを提供する。同社は米国時間4月10日、年次カンファレンス「Canva Create」で、これまでで最大規模となる製品発表を行った。
Canvaが新たに発表した「Visual Suite 2.0」では、プラットフォームのほぼ全域が刷新されており、人工知能(AI)が導入されている。これにより、ワークフローの高速化だけでなく、新たなAIデザインアシスタント「Canva AI」などの新機能を提供する。
Canvaの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のMelanie Perkins氏は、「職場に欠かせないツールの刷新から、自分専属のデザイナーがいるかのような創造方法に至るまで、誰もがこれまで以上に簡単にアイデアを形にできるよう支援することを、とても楽しみにしている」と述べた。
以下に、発表された主な新機能を紹介する。
招待状やチラシ、「PowerPoint」プレゼンテーションなど、ゼロから新しいクリエーティブプロジェクトを始めるのは骨が折れる作業だ。Canva AIによって、ユーザーはAIを活用したクリエーティブパートナーとチャットし、自身のビジョンを具体化できるようになった。同社の投稿によると、テキストやスライドの生成、デザインのサイズ変更といった調整が可能で、テキストだけでなく音声でもやりとりできる。
ビジュアルプロジェクトにアニメーションやインタラクティブな要素を追加するには、複雑なバックエンドコーディングが必要となることが多い。しかし、「Canva Code」を使えば、ユーザーは対話型のテキストプロンプトを用いるだけで、同様の結果を得ることが可能になる。つまり、コーディングの知識がなくても、電卓やフラッシュカードといったインタラクティブなデザイン要素をプロジェクトに実装できるようになった。
データを視覚的に魅力ある形で表示するのは、時に難しい作業である。そこで「Magic Charts」は、AIを活用し、スクロール可能なレポートやインフォグラフィックなど、ダイナミックかつブランドイメージに合致したビジュアルの作成を可能にする。同機能は、データとデザインの間のギャップを埋めるものだと、Canvaは位置付けている。