スカイディスクと浜松いわた信金、製造業の課題解決へ–地域の中核企業と連携
今回は「スカイディスクと浜松いわた信金、製造業の課題解決へ–地域の中核企業と連携」についてご紹介します。
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AI搭載の生産計画DXサービス「最適ワークス」を提供するスカイディスクは、浜松いわた信用金庫とビジネスマッチング契約を締結した。この提携は、静岡県内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目的にしたもの。4月10日にスカイディスクが発表した。
最適ワークスは、スカイディスクが開発・提供する製造業向けのAI×SaaS生産計画自動立案システム。DXの進捗(しんちょく)を可視化しやすく、スモールスタートも可能だ。「いつまでに、何個、どの製品を」というオーダー情報に基づき、AIが設備稼働・人員配置の割り付け計画を瞬時に立案する。2022年4月のリリース以来、大手から中小企業まで累計150社以上に導入されており、計画立案業務の効率化だけでなく、納期遵守、品質担保、在庫の適正化、現場の生産効率改善といった「生産計画DX」を実現するサービスとして評価されている。生産計画の立案に特化した独自開発エンジンが搭載されており、マスター設定にかかる手間を大幅に削減することが可能だ。
スカイディスクは同サービスを通じて、製造業の中核である生産計画のDXを支援し、作業工程の最適化や設備稼働の可視化をサポートする。これにより、人員配置、在庫管理、資材手配といった面での課題解決に貢献する。
スカイディスクは、2024年より、浜松いわた信用金庫が運営する起業家支援拠点「FUSE」のイベントやセミナーで、DXに関する情報を発信してきた。また、同年6月には浜松にオフィスを開設し、地域の製造業への支援を強化している。今回のビジネスマッチング契約は、静岡県西部における最適ワークスの提供を拡大し、地域経済エコシステムの強化・発展に貢献することを目的としている。
浜松いわた信用金庫は、取引先企業に対し、最適ワークスを紹介することで、生産計画のDXを支援する。さらに、最適ワークスの導入を検討している取引先企業に対しては、社内の課題を財務状況と関連付けながら整理し、課題解決に向けた社内体制の整備を支援するコンサルティングサービスも提供する。加えて、両社は共同で取引先企業の現場が抱える課題に対し、AIを活用したDXソリューションの提供を検討していく。