「iPhone 16 Pro」の第一印象–試用して気に入った3つの機能

今回は「「iPhone 16 Pro」の第一印象–試用して気に入った3つの機能」についてご紹介します。

関連ワード (クライアント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 筆者は米国時間9月9日、Steve Jobs TheaterでAppleの新しいフラッグシップスマートフォン「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」を試用し、すぐにいつかの機能に感銘を受けた。「iPhone」をレビューするとき、常に念頭に置いていることがある。iPhoneをアップグレードする人のほとんどは、少なくとも3年前のスマートフォンから乗り換えてくる。

 多くの購入者が最初に気づくのは、2024年のiPhoneの新しいカラーかもしれない(2024年の新色はデザートチタニウムと呼ばれるが、実際にはゴールドのような色合いだ)。しかし、ほとんどの人は、iPhoneを動かす頭脳の最新の進歩にはあまり注目しない。それらの進歩によって新しい機能が実現されるのはいつものことだが、2024年の新しい「A18 Pro」では、そのことをいつも以上に実感する。少なくとも、筆者のお気に入りの新機能(とこのデバイスの驚異的な性能を証明するほかの多くの機能)を利用できるようになったのは、A18 Proのおかげだ。

 チップの話はこの辺にして、筆者が気に入った3つの機能の紹介に移ろう。

 新しいカメラコントロールボタンの狙いは、iPhoneのカメラで、より多くのことを素早く実行できるようにすることにある。この新しいボタンは、本体右側面の電源ボタンの下に配置されているが、電源ボタンよりも暗い色の金属製で、本体側面からほとんど出っ張っていない。

 さらに、タッチセンサーも内蔵している。これはエンジニアリングの偉業だ。1回押すとカメラアプリが開き、2回押すと写真が撮影される。長押しすると、動画撮影が始まる。軽く押して、どちらかの方向にスワイプすると、ズームインとズームアウトを実行できる。軽く2回押して、どちらかの方向にスワイプすると、ズーム、被写界深度、新しい写真スタイル、そのほかの複数のオプションなど、さまざまな設定を選択できる。

 少し複雑に聞こえるかもしれないが、そんなことはない。すぐに操作のコツをつかむことができる。筆者も実際に試してみたが、iPhoneで大量の写真を撮影する人にとっては、極めて便利な機能である。正直に言って、そういう人は大勢いるはずだ。iPhoneは世界で最も使用されているカメラだからだ。カメラコントロールボタンは、現時点では世界のほかのどのスマートフォンにも搭載されていない機能をiPhoneにもたらす。これに最も近いのは、専用のシャッターボタンを備えるソニーの「Xperia 1 IV」だが、そのボタンでできることは、カメラコントロールボタンよりもはるかに少ない。

 この機能はユーザーに愛されるだろう。

 iPhone 16 Proはどちらモデルも画面が大型化し、ベゼルが薄型化している。つまり、2023年のProモデルと比べて、少し縦長になっている。ディスプレイのサイズは、Proが6.1インチから6.3インチに、Pro Maxが6.7インチから6.9インチに大型化した。米ZDNETのレビュー編集者のKerry Wan記者と筆者は、「iPhone 16」のデモエリアを見てすぐにサイズの変化に気づいた。2人とも、ほとんどのAndroidデバイスの、iPhoneよりも少し縦長で薄型のフォームファクターを好む傾向があるため、この変化を歓迎している。このようなフォームファクターの方が、片手での操作が少し楽だからだ。

 しかし、iPhone 16 Proには、筆者を同じように興奮させる新しい物理的特性がもう1つあった。チタン製の側面が新しい仕上げになっており、これまでよりもはるかに滑りにくくなっている。実際、非常に滑りにくいので、ケースなしで使用したい誘惑に駆られたほどだ。これは、今まで考えもしなかったことである。さらに、日常的に使用するスマートフォンとして、Pro Maxではなく、より小型の6.3インチのiPhone 16 Proを選びたい誘惑にも駆られた。今回は、ProとPro Maxに同じカメラシステムが搭載されていることを考えると、なおさらである。

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