海外現地人材のリモート雇用、世界的に増加中–Deel調査

今回は「海外現地人材のリモート雇用、世界的に増加中–Deel調査」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 米国のグローバルHR企業であるDeelは、2023年の「グローバル雇用状況レポート」を発表した。同社は、世界150カ国以上で企業がグローバルチームを運営するためのサポートをしている。その中で各国の雇用状況、働き方のトレンドや、生産性の高いチームの作り方について調査し情報を発信している。

 これによると、世界的にリモートワークではなくリアルな職場復帰の動きが活発化しているが、海外現地人材に対するリモート形態での雇用は世界的に増加の一途をたどっているという。こうした動きは技術職だけでなく、営業職やコンテンツ職などにも拡大している。

 同レポートは2023年1月から12月におけるDeelのプラットフォーム上で締結された契約データを集約したもの。

 同レポートによると、世界全体で、2023年にDeelを通じて雇用主が雇った最も人気のある職種トップ5は、ソフトウェアエンジニア・開発者、営業、コンテンツ、製品、デザインだった。一方、品質保証とプロジェクト管理は2022年の順位から落ちている。また2023年11月の世界全体での非自発的解雇は、2023年1月と比較して52%減少した。非自発的解雇が最も減少したのは銀行、デザイン、経営コンサルティング業界だった。

 地域別では、アジア太平洋(APAC)地域は、2023年に世界で最も急成長する雇用地域としての地位を維持している。欧州・中東・アフリカ(EMEA)と並び、2023年も首位だった。米国、オーストラリア、英国はそれぞれ、現地企業が人材を発掘している上位3カ国となっている。

 地域別の給与動向では欧州・中東・アフリカ、中南米・メキシコ、アジア太平洋で上昇傾向が見られ、北米ではやや下降傾向が見られるという。給与が上昇した職種は、教職、セールス、ソフトウェアエンジニア、コンテンツだった。

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