DNP、江戸東京たてもの園の鑑賞体験を向上させるウェブアプリケーション提供

今回は「DNP、江戸東京たてもの園の鑑賞体験を向上させるウェブアプリケーション提供」についてご紹介します。

関連ワード (マーケティング等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 大日本印刷株式会社(DNP)は、ウェブアプリケーション「江戸東京たてもの園鑑賞ナビ」(たてもの園ナビ)の提供を開始した。これにより、来園者に同園内の復元建造物などへの理解を深めてもらうことを図る。

 江戸東京たてもの園は、1993年に東京都江戸東京博物館の分館として開設された。現地保存が不可能な一方、文化的価値の高い歴史的建造物約30棟を移築し、復元・保存・展示している。都立小金井公園内にある同園は、敷地面積約7ヘクタール、東西の長さ500m以上で、江戸時代に建てられた「かやぶき農家」、著名な建築家が設計した住宅、下町の商店建築などを展示している。

 たてもの園ナビに搭載されている拡張現実(AR)技術を用いたコンテンツ表示機能では、園内の一部の復元建造物内などに設置したARマーカーを読み込むと、展示している生活用品などの使用方法、移築前の様子を写した写真をARコンテンツとして閲覧できる。

 「マップモード」を選択すると、ユーザーのスマートフォンの位置情報を利用して、画面の地図上に現在位置を表示する。園内の階段・段差や砂利道などを地図に表示するなど、バリアフリーにも配慮しているという。加えて、画面の地図上にある全30カ所の復元建造物にあるピンを選択すると、その建造物の見どころに関する詳細な解説が表示される。

 たてもの園ナビは日本語と英語に対応している。ユーザーは特設ウェブサイトにアクセスすると園内で利用でき、専用のソフトウェアなどをインストールする必要はない。

 DNPは国内外で有形/無形の文化遺産に関する鑑賞システムを構築している。こうした取り組みを通して高精細画像処理などの技術・ノウハウを蓄積してきたことから、同アプリケーションの提供に至ったという。同園はさまざまな時代の街並みを歩いているように感じられる一方、敷地が広大なため、来場者からは「どのような順番で回ればいいのか」「時間が限られているので、見どころだけを知りたい」といった意見や要望が寄せられていたという。

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