老舗靴メーカーのマドラス、オンライン接客ツール導入–販売員の評価を最適化へ
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老舗靴メーカーのマドラスは、オンライン接客ツール「STAFF START」を導入した。提供元のバニッシュ・スタンダードが発表した。
STAFF STARTは、店舗スタッフによる自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を支援する。スタッフのオンライン接客によるECの売り上げは可視化され、スタッフ個人や所属店舗の実績として評価に活用できる。店舗スタッフの活躍・評価の場が広がることで、実績に見合った報酬の付与やキャリアアップにつながり、従業員体験(EX)の向上が期待される。
STAFF STARTの主な機能には、商品情報に店舗スタッフが撮影した写真や動画をひも付け、自社ECサイトやSNSなどに投稿する「SNAP PLAY機能」、スタッフが来店客に対し、購入を検討している商品のECサイト上の情報を二次元バーコードで共有できる「店舗接客機能」、バイヤーやマーチャンダイザーなどが販売を検討しているサンプル品の情報をスタッフに共有し、現場を見ている従業員が売れそうか否かを評価できる「バイヤー機能」などがある。
マドラスは自社ECサイトにSTAFF STARTを導入し、現在直営店に所属する約150人のスタッフがスタイリング投稿を行っている。店舗スタッフ自身のSNSアカウントとの連携も行い、「Instagram」などのSNSからの誘客・商品購入の実績も測定する。スタッフはSNSのコメント欄やダイレクトメッセージにおいて個別接客を行う形だ。
同ツールの活用によりマドラスは、幅広いスタイリングの提案や、店舗スタッフを基点としたオムニチャネル化を図り、店舗/EC双方の購買体験向上を目指す。加えて、さまざまなチャネルを通したEC売り上げを可視化して評価制度に取り入れることで、スタッフのモチベーション向上を図る。