リモートワークが拡大、恒久的な変化の兆し?–北米の最新トレンドはいかに
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多くのオフィスワーカーにとって、リモートワークやハイブリッドワークへの移行は当たり前のことになった。特に、開発者のような需要の高いスキルを持つ労働者にとっては、リモートワークやハイブリッドワークが重要な労働条件になっており、好きな場所で働けないことを理由に会社を辞める人も出てきている。
しかし、まだ多くの人が疑問に思っているはずだ。将来、このリモートワークバブルが弾けてしまう可能性はないのか。そして、オフィスはコロナ禍前の規模に戻るのではないかと。
米国とカナダの大企業5万社のデータによれば、リモートワークは今後も長期にわたって続くと見られる。
キャリア支援プラットフォームのLaddersが発表した2022年第1四半期の「Quarterly Remote Work Report」では、米国とカナダで、全専門職の求人の約4分の1(24%)を恒久的にリモートで働く形で雇用されており、オフィス勤務のない役職の求人は、2021年第4四半期と比べ急増していることが明らかになった。
2021年第4四半期には、非常に多くの職が恒久的にリモートワークに切り替わっており、このリモートワークの急増は「米国で恒久的な変化が起きていることを示している可能性がある」とLaddersは述べている。
リモート雇用の急増は、同社の予想を上回るものだった。2021年第4四半期には、米国とカナダの全専門職の求人のうち、18%がリモートワークだった。Laddersは、2022年末までにこの数字が25%まで上昇すると予想していた。
レポートでは、「楽観的な予測でさえ、第1四半期のリモート雇用の増加ペースには及ばなかった」「2022年以降のリモート雇用に関する見通しは明るく、予想を上回る可能性がある」と述べている。
全雇用に占めるリモート雇用の割合が高い産業は、エンタープライズテクノロジー、接客・娯楽、情報技術、技術サービスだった。
同様に、リモート雇用の割合が低かった産業は、航空宇宙・防衛、病院・医療センター、不動産・建設業だった。