河川情報をケーブルテレビでリアルタイム配信–千葉で国内初の取り組み
今回は「河川情報をケーブルテレビでリアルタイム配信–千葉で国内初の取り組み」についてご紹介します。
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メディアキャストは、ケーブルテレビ事業者の広域高速ネット二九六(CN296、千葉県佐倉市)が、千葉県内の河川に設置されている冠水センサーや水位センサーの情報をテレビのデータ放送でリアルタイムに提供するサービスを開始すると発表した。全国初のサービスという。
同サービスは、インターネットやスマートフォンなどになじみのない高齢者でもテレビのリモコンを使って、地図形式で分かりやすく表示されたテレビ画面から簡単に近隣の河川の冠水状況や水位情報を得られるようにする。日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)が推奨する「IoTダッシュボード」とデータ放送設備をAPI連携させている。
IoTダッシュボードは、IoTセンサーからの情報をクラウド上に収集し、集計、加工してグラフィカルに可視化するプラットフォーム。射水ケーブルネットワーク(富山県射水市)とZTV(津市)が共同開発した。JCTA会員のケーブルテレビ事業者は、同ダッシュボードを利用して、自治体が設置する河川の水位や雨量、冠水などのセンサー、積雪や獣害ワナ、二酸化炭素などのセンサーのデータから状況を可視化し、利用者に有益な情報として届けることができる。
CN296は、2012年にメディアキャストのデータ放送システム「DataCaster M3」を導入。2023年10月には、クラウド型の最新設備「DataCaster CloudM3」に刷新して、データ放送コンテンツを大幅リニューアルした。
その後にメディアキャストと共同で新設備の機能を駆使し、IoTダッシュボードとデータ放送システムを連携させ、ダッシュボードの情報をデータ放送システムで自動取得する機能を開発。また、視聴者が分かりやすいよう地図形式で表示するデータ放送画面の設計などを続けてきた。
CN296は、今後API連携するセンサーを増やし、情報提供サービスを拡充する予定だという。