オージス総研、見込顧客の判別をAIで支援–現場の属人的な判断を標準化

今回は「オージス総研、見込顧客の判別をAIで支援–現場の属人的な判断を標準化」についてご紹介します。

関連ワード (マーケティング等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 オージス総研は11月24日、人工知能(AI)ツールを用いた見込顧客の判別支援サービスの提供を開始した。営業、販売の場で属人的に行われてきた顧客特性の判別や優先順位付けをAIツールで標準化し、顧客別の対応を支援する。

 近年、デジタル分野を中心として、個別に最適なアプローチを行うOne to Oneマーケティングの活用が広がっているが、実際の営業や販売の場面などでは十分に浸透していないのが実情だ。One to Oneマーケティングを実現するには、顧客の価値観やニーズを把握する必要があり、これまでは対象者の属性データやアンケートなどからクラスター分析を行い、そこから導き出された価値観でグループ分けすることでマーケティング施策を取ってきた。

 しかしながら、実際の営業、販売の場面での顧客特性の判別や優先順位付けについては、担当者の経験などを基にした属人的なものになっており、標準化に至っていないケースが多くあったという。また営業や販売の場面において顧客情報をアンケートで収集するとしても、現実的に聞き取れる設問数に限界があり、即時の分析が難しいなどの問題があるため、アンケートをその場で十分に活用するのは非常に困難だった。

 オージス総研では、このような市場背景から、今回のサービス開発に至った。新サービスでは、営業、販売の場面におけるアンケート回答の負担軽減のため、AIツールを活用して数問の問いかけでクラスター推定をできるようにした。回答結果をタブレットなどに入力し、自動でどのクラスターに当てはまるかを判別することも可能。これによってデータを基にした顧客特性の把握ができ、判断・対応の標準化に寄与するとしている。

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