サイオステクノロジーとElasticsearchが業務提携、「生成AI+RAG」を展開
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サイオステクノロジーとElasticsearchは7月11日、業務提携を開始すると発表した。生成AIと検索拡張生成(RAG)を組み合わせた「サーチ」(情報検索活用)やセキュリティ、オブザーバビリティのソリューションの提供を8月1日に開始する。
今回の提携によりサイオステクノロジーは、同社の注力事業の1つとなる生成AIで、Elasticsearchの「サーチAI」機能を組み合わせてRAGの構築支援サービスを新たに開始し、Elasticのディストリビューターとして同社とビジネスの拡大を図るとする。
RAGは、企業や組織が生成AIを業務に活用する上で、生成AIが用いる一般公開されている情報ソースだけでなく企業や組織が保有するソースを組み合わせ、自社や自組織に最適な生成AI活用をしていく方法として注目されている。
サイオステクノロジーは、企業のRAG活用支援のために、Elasticsearchの「Elastic Search AI Platform」を用いて生成AIの精度を向上させる「RAG構築支援コンサルティングサービス」を新たに提供し、Elasticのソリューションの普及に向けて「エンジニアトレーニングサービス」も提供するという。
RAG構築支援コンサルティングサービスでは、(1)導入プラン作成支援、(2)概念実証支援、(3)導入支援――の3つのフェーズで企業顧客を支援する。(1)では、顧客の生成AIの導入目的などのヒアリングから利用すべきデータソースの課題や制限などを把握して、全体設計からスケジュールを策定する。(2)では、全体設計を基にRAGに必要な概念実証(PoC)環境を構築して、検索手法などの評価と、最終的な目的に沿った回答の生成などを評価検証する。(3)では、PoCで得られた結果から、Elastic Search AI Platformを利用する本番環境の設計支援、本番環境構築の支援を行い、運用のためのトレーニングを実施していく。
また、エンジニアトレーニングサービスでは、Elastic認定のエンジニア資格取得前の基礎トレーニングとRAGに特化したトレーニングコースを用意し、顧客がElastic Search AI Platformと「サーチ」「セキュリティ」「オブザーバビリティ」の各ソリューションを理解して的確な設計を行うための知識と技術の獲得を支援する。
Elasticsearchは、オランダに本拠を置き、オープンソースを起源とする高速性能に定評のある分散処理型の大規模データの検索・分析エンジンを提供している。