クラウドインフラのシェア、生成AIブームによりマイクロソフトが上昇率でGoogleを抜いてトップに、AWSを猛追中。2023年第3四半期。Canalysの調査
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調査会社のCanalysは、2023年第3四半期のグローバルにおけるクラウドインフラのシェアを発表しました。
クラウドインフラとは、IaaS、PaaS、ホステッドプライベートクラウドを合わせたものを指します。
同時期のクラウドインフラのシェアの調査結果として、すでに先月(2023年11月)にSynergy Researchの調査結果が報告されており、そこではマイクロソフトが3カ月で2ポイントのシェア上昇を見せていたことが示されました。
参考:グローバルのクラウドインフラ市場シェア、この3カ月でマイクロソフトのシェアが2%増加。2023年第3四半期、Synergy Researchの調査結果。
Canalysの調査結果でも同様に、マイクロソフトのシェアがこの3カ月で急上昇しており、約3年ぶりにGoogle Cloudを抜いて上昇率トップに躍り出ています。
これは、ここしばらく続いていたIT投資削減の全体の傾向に対して、生成AIへの注目が高まったことがCopilot製品群を始めとする生成AI分野で勢いのあるマイクロソフトに有利に働いた結果だと分析されています。
2023年第3四半期時点のクラウドインフラのシェアは、AWSが31%とトップシェアの数字を維持したものの、Microsoft Azureが25%と猛追していることが示されました。
CanalysはMicrosoft Azureの業績は堅調に推移すると予想しているため、今後もマイクロソフトによるAWSに対する追い上げが止まることはなさそうです。