宇都宮市、水道管の漏水をAIで発見する実証実験–KDDIらが音で診断

今回は「宇都宮市、水道管の漏水をAIで発見する実証実験–KDDIらが音で診断」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 KDDIと音解析技術を中心に業務改善をサポートするwavelogyは2月28日、水道管の漏水をAIで発見する実証実験を開始したと発表した。宇都宮市の上下水道局とともに官民連携で取り組む。

 使用するのは、wavelogyのAI漏水検知ツール「SuiDo」。漏水音アップロードデバイス、漏水音共有GIS(Geogragphic Information System)プラットフォーム、漏水診断AIから構成され、漏水調査現場である管路・弁、路面上で集音された音をオンライン上で共有し、漏水場所の予測とレポートの作成を自動で生成する。

 実証実験は、特定の技術者に依存せず、漏水音を効果的に収集する手法を検証するために実施。漏水調査を「漏水音の収集」と「漏水診断」の2つに分け、簡便なツールを用いて漏水音の収集を効率化する。収集した漏水音データは、モバイルネットワークで分析環境に伝送することで、調査や復旧作業を効率化できるかを確認するという。

 漏水音から漏水診断を行うプロセスをAIがサポートすることで、技術者不足による調査・復旧作業の遅延を回避し、対応の迅速化への有効性を確認するほか、専門の漏水調査技術者がAIの診断結果を分析しフィードバックすることで、AIの診断確度を向上できるかを検証するとのこと。

 実施期間は2025年3月1日~2026年3月31日。KDDIが収集した漏水音データ伝送のための通信提供、本実証の設計を請け負い、宇都宮市上下水道局は漏水調査フィールドの提供、漏水音データの収集、管路情報などを提供。Wavelogyは漏水音データの収集に関する機器提供、漏水音データの蓄積・解析、AIアプリの提供などを担う。

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