コロナ禍は「“ニューノーマル”に向けて新たな社会を創るチャンス」–シスコ中川新社長
今回は「コロナ禍は「“ニューノーマル”に向けて新たな社会を創るチャンス」–シスコ中川新社長」についてご紹介します。
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シスコシステムズは2月24日、2021年1月25日付けで代表執行役員社長に就任した中川いち朗氏による2021年度下半期の事業戦略説明会を開催した。
同社では例年、「8月からの新年度に対して年度計画を立てるのだが、新型コロナウイルス感染症の影響もあって変化があまりにも激しく、通年での予想が困難ということから、今年度に限り半期での事業計画を立てている」(中川氏)ということで、2020年10月に発表した2021年度の事業計画に続いて、今回、2021年度下半期の事業計画を発表した。
同氏はまず、2020年度の業績について「新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも堅調なビジネス成長を達成した」とした上で、2019年に続いて2年連続となる“シスコ カントリー オブ ザ イヤー”を受賞したことを紹介。「グローバルの中でも最も高い成長実績を挙げた結果」だと語った。
続いて、2021年度下半期の重点戦略として同氏は、「日本企業のデジタル変革を支援」「日本社会のデジタイゼーションに貢献」「お客さまのライフサイクル全てを支援」「新たなパートナーモデルの実装」の4点を挙げ、同氏が「シスコの最大の強みである」と言う「人財と企業文化」が全てを支える原動力となるとした。
また、現状認識として同氏は「現在、コロナ禍においてさまざまな変化が加速的に進んでいる」「ネガティブとポジティブが錯綜(さくそう)する混沌(こんとん)とした社会」とした上で、「まさに時代が変わろうとするこのタイミングは日本にとって脅威ではなく、新しい世界“ニューノーマル”に向けて新たな世界を創るチャンスだと考えている」と語り、その認識を踏まえて前述の4つの戦略を推進していくとした。
「日本企業のデジタル改革を支援」は、「従来遅々として進まなかった働き方改革を含めた企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現の支援」という意味だ。2番目の「日本社会のデジタイゼーションに貢献」は、「日本社会全体でのDX推進」を意味する。3番目の「お客さまのライフサイクル全てを支援」は、同社自身のビジネスモデルの変革という意味になる。従来は製品/サービスの販売までに注力していたが、今後は“Customer Success”の視点で「購入前から購入後まで、顧客の価値を最大化するアプローチ」に切り替えていくことを目指す。
「新たなパートナーモデルの実装」は、前述の自社ビジネスモデルの変革と歩調を合わせ、パートナープログラムを「パートナーの顧客に対する役割を軸に再編」するものだ。従来のパートナーは基本的に全て“Integrator”という位置付けだったが、新たにマネージドサービス型のオファリングを提供する“Provider”や、同社製品のプログラマビリティーを活用した新たなソリューションの創出を手がける“Developer”、さらに「コンサルティングなどの経営戦略にまで踏み込んだ支援を提供」する“Advisor”が新設される。顧客に対して何を提供できるかが明確になると同時に、複数の役割それぞれについてGold、Premier、Selectといったランク認定を独立に取得できることから、パートナーごとにそれぞれどのようなオファリングに関して強みを持つのかを顧客向けにアピールしやすくなる。
最後に同氏は社長就任に当たって「思いを込めて社員に伝えた言葉」が「お客さまの成功こそが私たちの成功」だと紹介し、「中長期的なお客さまとの信頼関係を築いていく」とした。
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2021-02-26 23:27「インターネットを掌握しましたわ」そう言ってイタコ姉様は世界中のネットワークを手中に収めてしまった…。