スバルが経理基盤を刷新–時流の変化に対応できる体制づくりに向けて
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SAPジャパンはSUBARUが2021年4月、国内自動車メーカーで初めて統合基幹業務システム(ERP)「SAP S/4 HANA Cloud」を経理領域で本稼動させたと発表した。順調な運用が確認されており、既に経理/税務品質の向上・リスク低減、業務負荷の削減といった効果が出ているという。
SUBARUは「安心と愉しさ」の提供を通して、顧客から共感・信頼される存在になることを目指し、2018年7月に中期経営ビジョン「STEP」を発表した。その実現に向け、2025年ビジョンとして「組織風土改革」「品質改革」「SUBARUづくりの刷新」を重点的に推進している。SUBARUを取り巻く経営環境は、自動車事業を中心に「100年に一度の大変革期」と称されるほど変化しており、同社はこの変革期において従業員一人ひとりが考えて変化し、SUBARUのブランド力を磨いていくことが重要だとしている。
同社はこの変革期を乗り越えるため、将来にわたって時流の変化に適応できる経営基盤への刷新が必要と判断し、その一つとして会計インフラであるS/4HANA Cloudをはじめ、企業財務/資金管理ソフトウェア「SAP Cash Management」、ローコードサービス群「SAP Business Technology Platform」の採用を決定した。2019年5月に導入へ向けたプロジェクトをスタートし、2021年4月に稼働を開始した。今後は、SUBARUグループ全体における財務会計分野の強固なガバナンスとリスクマネジメント強化を目指すという。