グーグル、サイバーセキュリティ企業Mandiantの買収に向け協議との報道
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Googleがサイバーセキュリティ企業Mandiantの買収に向け、協議しているという。The Informationが事情を知る関係者の話として報じている。
Google Cloudはセキュリティ機能を強化し、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといった競合サービスとの競争力を高める狙いがあるとみられる。Microsoftも2月、Mandiantの買収を検討していると報じられた。
報道を受け、Mandiantの株価は急伸した。
Mandiantの2021会計年度の売上高は前年比21%増の4億8350万ドルだった。純利益は9億1860万ドルで、前年の赤字2億730万ドルから大きな伸びを見せた。
Mandiantは10月、Symphony Technology Groupを中心とするコンソーシアムの支援を得て、FireEye製品事業のMcAfee Enterpriseへの売却を完了したと発表した。Mandiantは2013年にセキュリティアプライアンスメーカーのFireEyeに買収され、一部門となっていた。だが、10月にFireEyeのセキュリティアプライアンス製品事業がSymphony Technology Groupに売却され、もともとのMandiantの事業を中心とする新体制でビジネスを再出発させた。Mandiantから切り離されたFireEyeの製品事業は、同様に事業分離されたMcAfeeの法人向けセキュリティビジネス(McAfee Enterprise)と統合されている。
Microsoftは1月、セキュリティ事業の売上高が12カ月間で150億ドル以上に達し、前年比で約45%増加したことを明らかにしている。Microsoftのセキュリティサービスは、セキュリティ、コンプライアンス、アイデンティティー、デバイス管理、プライバシーなど広範な分野に対応している。
Google Cloudもセキュリティ事業を成長させることに意欲的だ。1月にはイスラエルのサイバーセキュリティスタートアップSiemplifyを買収すると発表した。買収額は5億ドル(約580億円)と報じられている。GoogleはSiemplifyについて、セキュリティオーケストレーション、自動化、応答(SOAR)分野のリーダーだとしている。同社の機能をGoogle Cloudに統合し、セキュリティ脅威の検出と対応を向上させたい考えだとしていた。