セーフィーのウェアラブルカメラSafie Pocket2を千葉県八千代市消防本部が試験導入、訓練形式の人命救助実証試験
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クラウド録画サービスを展開するセーフィーは3月8日、ウェアラブル・クラウドカメラ「Safie Pocket2」(セーフィー ポケット ツー)が千葉県八千代市の消防本部に試験導入され、訓練形式の人命救助実証試験を実施したことを発表した。千葉県は近年、豪雨による甚大な被害を受けたことから、その経験を教訓として活かし「災害に強いまちづくり政策パッケージ」を策定、最新テクノロジーを積極的に採り入れている。
Safie Pocket2は、バッテリーとSIMを搭載し、電源を入れるだけで現場と本部とを映像と音声で結ぶことができる小型カメラ。2021年3月にも、キヤノンマーケティングジャパン、シーデーシー情報システムと連携して行われた千葉市の災害対策実証試験において採用された。これまで数回にわたる実証試験を通してSafie Pocket2の仕様と機能は最適化され、災害現場の状況を正確に迅速に把握できるようになっている。
この実証試験で検証できた内容は、以下の4つ。
隊員のカメラとドローンの映像を組み合わせて本部が状況確認・情報共有し、活動方針を判断。担架で運び出される救助者の様子を接写映像で把握。他機関とも映像をリアルタイム共有して連携した。
要救助者が閉じ込められた狭い空間に隊員が入り、内部の詳細な状況を収集・伝達。音声だけでは伝わりにくい状況を映像で共有。救助されるまでの間、要救助者とカメラを通して声かけし、監視した。
災害現場に投入した消防力を確認しつつ、隊員を適正に配置した。
事後検証、隊員の教育にカメラの映像を利用した。
また、火災現場では無線機やマイクが水滴や粉塵で使えなくなってしまうことがあるが、Safie Pocket2なら現場の状況を「映像と音声の二軸で判断」でき、通常業務に支障をきたすことがなかったとのことだ。