お寺のデジタル化サービスが提供–本堂と別館をつなぐシステムなど
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デジタルサイネージの導入支援や配信システムの開発を行うインセクト・マイクロエージェンシー(インセクト)は、お寺のデジタル化をサポートするサービスを提供開始した。同サービスでは、三密を回避した法要ができる「オンライン法要システム」や、法話を手助けする「法話の資料表示システム」を用意している。
法要などの行事の際には100人を超える人々が本堂に訪れることもあるため、「三密を回避し、安心安全な行事を実現したい」という神奈川県茅ヶ崎市の上正寺の要望で、オンライン法要システムを導入した。本堂で行われる行事の様子を敷地内にある別館へライブ中継することで、「本堂には入れない車椅子の方や高齢の方も参加できるようになり、今まで諦めていた方々にもご参加いただけるようになった」と上正寺はコメントしている。
茨城県小美玉市のお寺が導入した法話の資料表示システムは、タッチ式ディスプレイに画像や映像を表示し、法話を視覚的にサポートする。法事の際、故人との思い出の写真を表示することにも利用されている。デジタルツールを活用することで、今までとは異なる檀家(だんか)とのコミュニケーションが可能になったという。