セキュリティ投資、「データ侵害の防止」「リモートワークでのセキュリティ確保」を重視
今回は「セキュリティ投資、「データ侵害の防止」「リモートワークでのセキュリティ確保」を重視」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ウィズセキュアは、「WithSecure 2022 B2Bマーケットサーベイ」の結果を発表した。
そのレポートによると、企業がセキュリティへの投資に対して求める技術的優先事項およびビジネス成果上の課題の最上位にそれぞれ挙げられているのは、「データ侵害の防止」と「リモートワーク/ハイブリッドワークにおけるセキュリティの確保」だった。
この調査は、2022年5月に実施された。調査対象は12カ国(日本、フィンランド、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、米国、カナダ)のIT、クラウド、ネットワークセキュリティの製品およびサービスを導入する企業・団体内のIT意思決定者、ITインフルエンサー、経営幹部3072人。調査はオンラインで実施された。
全体で技術的最重要事項とされた「データ侵害の防止」は、回答者の3分の1以上が上位5つの中に挙げている。また国別では日本、フィンランド、カナダ、オランダ、英国米国、そして業種別ではIT、医療・製薬・バイオテクノロジー、製造業、公共サービス・教育、貿易・流通に携わる回答者が、これを最優先事項とみなしている。
ビジネス成果上の課題として、回答全体の中で最も多く寄せられた「リモートワーク/ハイブリッドワークにおけるセキュリティの確保」は、国別ではフィンランド、カナダ、英国、米国の回答者、そして業種別では製造業、公共サービス・教育、専門サービス(メディア、広告、観光など)に属する対象者が最大のビジネス成果上の課題としている。
日本からは437人が回答した。国内だけに限ると、「データ侵害の防止」が43.7%で技術的優先事項の1位に、そして「クラウド化がもたらす新たなセキュリティ脅威への対応」がビジネス成果上の最大の課題となっている。
日本におけるセキュリティの技術的優先事項の2位以下は、「フィッシングやビジネスメール詐欺(BEC)など、高度な電子メールベースの脅威の防止(35.0%)」「マルウェアやウイルスからの確実な防御(34.1%」「エンドポイント/電子メール/クラウド/ネットワークセキュリティにまたがる検知と対応の拡大(33.9%)」「多様化するデバイス/サービス/ソフトウェアのセキュリティ確保(30.2%)」となった。
同様にビジネス成果上の課題の2位以下は、「リモートワーク/ハイブリッドワークにおけるセキュリティの確保(29.7%)」「セキュリティインシデントへの対応のスピードと効率の向上(29.5%)」「サイバーセキュリティ人材の確保とスキル不足の解消(27.7%)」「ITセキュリティ部門の手作業を削減し、作業負担を軽減(26.8%)」となっている。