量子スタートアップのRigetti、従業員の28%を解雇へ
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量子コンピューティングスタートアップのRigetti Computingは米国時間2月10日、新たな量子コンピューターのできるだけ早い提供と改善に力を集中するため、従業員の28%を削減すると発表した。同社は、IBMやGoogleといった大手IT企業と競争関係にある。
Rigettiは2022年、創業時の最高経営責任者(CEO)だったChad Rigetti氏を交代させており、今回は新たにDavid Rivas氏を最高技術責任者(CTO)に、Jeffrey Bertelsen氏を最高財務責任者(CFO)に任命した。
同社の短期的な優先課題は、「Ankaa」と呼ばれる84量子ビットの量子コンピューターを完成させ、同マシンの計算の信頼性を改善することだという。
RigettiはAnkaaシステムを完成させた後、Lyraと呼ばれる338量子ビットのより大規模なシステムを開発するとしている。同社の以前のロードマップでは、Lyraの登場は2023年になる予定だったが、Rigettiは新計画のスケジュールを明らかにしなかった。
Rigettiや同社の競合企業であるIonQ、D-Wave Systemsは、特別買収目的会社(SPAC)として株式上場を果たし、Rigettiの場合は2億6175万ドル(約350億円)の資金を調達した。SPACによる上場プロセスは、従来の新規株式公開よりもシンプルであるため一時人気を博したが、その後その人気は衰えている。
Rigettiは、7月24日までに1ドル以上の株価を10日間以上連続で維持できなければ、NASDAQから上場廃止となる可能性も出てくる。同社が現在の株価を維持できれば、これをあと数日で達成できる見込みだ。