日立、英国鉄道の保守業務を約500億円で受注–2028年まで延長契約
今回は「日立、英国鉄道の保守業務を約500億円で受注–2028年まで延長契約」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
日立製作所の鉄道システム子会社である日立レールは、英国の列車運行会社Great Western Railwayおよび鉄道車両リース会社Eversholt Railと、鉄道車両の保守業務を3億ポンド(約500億円)で契約延長した。
Great Western Railwayは、都市間の高速移動を目的とする日立製の802形(クラス802)車両を36編成保有している。日立は保守業務を2028年まで提供するとともに、英国のサプライチェーン(供給網)に多額の投資をもたらし、車両運行の信頼性を向上させる。
日立レールは、鉄道保守へのデジタル活用を進めており、車両の遠隔監視などによって台車や輪軸のメンテナンスによるダウンタイムを大幅に削減するとしている。また、英国南西部の車両基地で500人以上の高度なスキルを持つ人材を雇用する。
802形車両の保守業務の大部分はプリマスのライラ車両基地で行われる。加えて、ペンザンス、エクセター、プリマスなどの主要駅に近い場所で車両をメンテナンスすることで、車両の稼働率を向上させ、車両の運用が最適化されるという。
今回の契約延長により、英国のサプライチェーンへ直接年間7000万ポンド(約117億円)の投資が行われるとともに、英国全体に年間4億6200万ポンド(約772億円)の経済効果をもたらすとのこと。