アドビ、アップル、NVIDIAらがアライアンス結成–3D技術の標準化を目指す
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Pixar、Adobe、Apple、Autodesk、NVIDIAは米国時間8月1日、Pixarの3Dシーン描写技術「Universal Scene Description(USD)」の標準化と開発を促進するためのアライアンス「Alliance for OpenUSD(AOUSD)」を結成したと発表した。
これにより、Pixarが開発し2016年にオープンソース化した「OpenUSD」の機能を強化し、3Dエコシステムの標準化を推進していく。また、3D分野におけるツールやデータの相互運用性を高めることで、開発者やコンテンツ制作者が大規模な3Dプロジェクトを推進するのを支援する。
OpenUSDの機能を詳しく記述した仕様書も作成する。これにより互換性を高め、より広範な導入と統合、実装を可能にするとともに、他の標準化団体が作る仕様書に組み入れられるようにする。このアライアンスは、新たな企業や組織の参加も呼びかけている。
なお、このプロジェクトはThe Linux FoundationのJoint Development Foundation(JDF)によってホストされる。
Pixarの最高技術責任者(CTO)であり、AOUSDの議長でもあるSteve May氏は発表の中で、「OpenUSDはPixarの映画制作現場での長年にわたる研究と応用に基づいている。(中略)OpenUSDの影響力は今や映画や視覚効果、アニメーションといった分野を超えて、3Dデータのメディア交換にますます依存するようになっているその他の業界にまで及んでいる」と述べた。