マーケティングリーダーの63%、生成AIへの投資を今後24カ月で計画–ガートナー調査
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Gartnerの調査で、63%のマーケティングリーダーが生成AIへの投資を今後24カ月で計画していることが明らかになった。半数強(56%)は生成AIから得られる恩恵の方がリスクよりも大きいと考えているという。
同社が2023年5〜6月にマーケティングリーダー405人を対象に実施した調査では、自社の全体的なマーテックスタック機能の利用が2023年平均で33%まで低下している。これは、2年連続の低下だという。
「最高マーケティング責任者(CMO)は、生成AIの可能性と課題をともに認識している」とマーケティングプラクティス担当バイスプレジデント アナリストを務めるBenjamin Bloom氏は述べる。「現行のテクノロジースタックへの投資を増やして利用を促進することと、限りあるリソースを今後登場する多数の生成AIアプリケーションに再割り当てすることの間には明らかな緊張がある。生成AIアプリケーションでは同じような利用上の問題が起きない可能性がある」(同氏)
Gartnerの「2023 CMO Spend and Strategy Survey」によると、企業は2023年のマーケティング予算のうち25.4%をテクノロジーに費やしているという。マーテック利用が急激に低下しており、全予算の4分の1を消費するテクノロジー機能の3分の1しか利用されないという認識において、コスト最適化の圧力は避けられないだろうと同社は指摘する。
一方、マーテックスタックの50%以上を使うという数少ない企業では、マーテック予算の削減が求められる可能性は極めて低いという。
1年前と比較してマーテックの利用が2023年に10%以上増加するとの回答はわずか11%だった。マーテックスタックのさらなる利用を妨げる最も一般的な要因として、現在のエコシステムの複雑さ、顧客データに関する課題、柔軟性に欠けるガバナンスが挙げられているという。