「ChatGPT」で「DALL-E 3」を使って画像生成するには

今回は「「ChatGPT」で「DALL-E 3」を使って画像生成するには」についてご紹介します。

関連ワード (「ChatGPT」利用のヒント、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 OpenAIは先頃、画像生成AIのこれまでで最も強力なバージョンである「DALL-E 3」を「ChatGPT Plus」と「ChatGPT Enterprise」のサブスクリプションに追加した。これにより、有料版ChatGPTのユーザーはChatGPT内でDALL-E 3にアクセスできるようになった。DALL-E 3はOpenAI Labs経由ではまだ公開されていない。

 DALL-E 3は「Bing Image Creator」を通して利用することも可能なので、ユーザーはMicrosoftアカウントを通して、DALL-E 3に無料でアクセスすることができる。

 必要なもの:先述したように、DALL-E 3は「GPT-4」内でしか利用できないので、ChatGPTでDALL-E 3を使用するには、PlusまたはEnterpriseのサブスクリプションが必要だ。Plusのサブスクリプションの料金は月額20ドルだが、Enterpriseの利用料金は組織の規模によって異なる。ChatGPT Plusのサブスクリプションについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参照してほしい。すでにサブスクリプションを利用している人は、本記事を読み進めてほしい。

 ChatGPTのウェブサイト(Chat.OpenAI.com)にアクセスしてログインする。ChatGPT Plusにまだサインアップしていない場合は、「Sign up」(サインアップ)を選択して、アカウント情報を入力する。

 「GPT-3.5」と書かれたドロップダウンメニューをクリックして、GPT-4を選択する。

 GPT-4には、DALL-E 3、「Browse with Bing」(Bingでブラウジング)、高度なデータ分析、GPT-4モデルのアップグレードされたパフォーマンスが含まれる。

 GPT-4を選択したら、見たい画像を説明したプロンプトを入力するだけだ。画像に含めたいものを極めて具体的に記述している限り、創造性を思う存分発揮して、どれだけ突飛なプロンプトを作成しても構わない。

 例えば、筆者は「地球を背景に、宇宙船を操縦している青いワニの写真」というプロンプトを作成した。

 筆者のプロンプトには、ワニの色、背景に入れたいもの、スタイル(今回のケースでは写真)など、主題に関する詳細な記述が含まれている。スタイルは、絵画や水彩画、3Dレンダリング、一本線画など、自分の好みのものを選択できる。

 画像をクリックして確認し、ダウンロードする。

 同じプロンプトを使用して、DALL-E 3に画像をもう一度生成させたい場合は、画像の下にある更新ボタンをクリックする。

 「DALL-E 2」は1年以上前からOpenAI Labsを通して利用可能だが、DALL-E 3はまだそうなっていない。しかし、同社は2023年秋にDALL-E 3をLabsに追加すると述べた。

 現時点では、Bing Image Creatorを通して、DALL-E 3を無料で使用できる。ログインするか、あるいはMicrosoftアカウントを作成するだけで、写真の作成を開始できる。

 ChatGPT Plus内では、3時間に40メッセージまでというGPT-4と同じ制限がDALL-E 3にも適用される。

 Bing Image Creatorは、DALL-E 3を制限する代わりに、「ブースト」をユーザーに提供する。ブーストは、画像の作成を高速化できるトークンだ。最初に、それぞれのアカウントに約100個のブーストが付与される。ブーストがなくなると、画像の生成に時間がかかるようになる。

 免責事項:AIで生成された画像を作品に組み込む前に、その画像を使用することの法的影響(著作権など)を考慮する必要がある。

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