マイクロソフト、「Copilot in OneDrive」を5月に提供開始へ

今回は「マイクロソフト、「Copilot in OneDrive」を5月に提供開始へ」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「Microsoft 365」のユーザーは5月より、「Copilot in OneDrive」を利用して「OneDrive」上に保存された自らのファイルを分析できるようになる。ニュースサイトのNeowinが報じたように、Microsoft 365のロードマップページには、OneDriveに人工知能(AI)能力を搭載し、ユーザーがOneDriveのファイルに関する質問を投げかけ、情報を得られるようにするという計画が記されている。

 Microsoftは同ロードマップに、「『OneDrive for Web』上で利用可能な『Copilot in OneDrive』を用いることで、ユーザーはOneDrive上の自らのファイルを開くことなく、そのファイルに関する質問を投げかけ、情報を得られるようになる。またCopilot in OneDriveは1つ、あるいは複数のファイルの要約を作成してくれる。サポートするファイル形式はDOCとDOCX、FLUID、LOOP、PPT、PPTX、XLSX、PDF、ODT、ODP、RTF、ASPX、RTF、TXT、HTM、HTMLとなっている。Copilot in OneDriveを使用するには、『Microsoft Copilot for Microsoft 365』のライセンスが必要となる」と記している。

 2023年11月に提供開始されたCopilot for Microsoft 365はAIを用いることで、「Word」や「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「Microsoft Teams」をはじめとするMicrosoft 365ファイルの分析/作業を支援してくれる。また、ユーザーは「Copilot」とのチャットによって、ファイルに関する質問を投げかけたり、指示を出したりできる。サブスクリプション料金は年間契約で1ユーザーあたり月額30ドル(日本では3750円)となっている。

 一方、「Copilot Pro」プランでは、テキストの作成と編集や、Word文書の要約作成、Excelの数式生成やデータ分析の実行、PowerPointでのプレゼンテーションの作成、「Microsoft OneNote」の文章作成、Outlookでの返信の下書き作成といった作業が支援される。ただし、このプランでは、Microsoft Teams上でのAI機能の使用や、ウェブ上のOneDriveファイルとの直接的なやり取りは実行できない。とはいえ、サブスクリプション料金はより手が届きやすい1ユーザーあたり月額20ドル(日本では3200円)となっている。

 Copilotの無料版は専用のウェブサイトや、「Windows 10」と「Windows 11」のタスクバー上にあるアイコン、「Android」や「iOS/iPadOS」のアプリを介して自由にアクセスできる。ただし、「Microsoft Office」アプリやそのファイルと直接やり取りできるのは、Copilot ProプランとCopilot for Microsoft 365プランのみだ。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
Clubhouseに見る中国製SaaSとの付き合い方 有効活用と検閲リスクのバランスが重要に
クラウドユーザー
2021-03-29 00:37
「Linux」の「hosts」ファイルを設定するには
IT関連
2022-11-18 04:04
auじぶん銀行、住宅ローンを同性パートナーと申し込み可能に
企業・業界動向
2021-04-20 09:07
AWS、商用サービス化を制限するライセンス変更に対抗し「Elasticsearch」をフォーク 独自のオープンソース版へ (1/2 ページ)
クラウドユーザー
2021-01-27 01:42
日本IBM、共創型でセキュリティ対策を整える施設をオープン
IT関連
2023-02-10 10:42
鉄道業界特有の課題を解決– NTTデータ、「Biz∫鉄道ソリューション」提供
IT関連
2021-04-09 20:39
デジタル庁事務方トップに伊藤穣一氏を起用か MITメディアラボ元所長、性的虐待疑惑の富豪から資金提供受け辞任の過去も
企業・業界動向
2021-08-08 19:52
サイバートラスト、SBOM対応を強化した脆弱性管理サービスを発表
IT関連
2024-10-19 05:38
パナソニックが増収赤字–Blue Yonder事業に暗雲か、再成長の備えか
IT関連
2022-11-02 12:44
イオンスポーツクラブ、顔認証と温度検知を用いた入館システムを導入
IT関連
2021-03-08 21:50
NTT西、日本MSと協業–自治体DXで立ちはだかる壁にソリューション提供
IT関連
2023-05-24 07:33
ブランドコマース事業展開のAnyMind Group、「Oracle NetSuite」で財務プロセス強化
IT関連
2024-07-18 11:06
QUICK、生成AI利用の新サービスを開発–石川県が情報発信に活用
IT関連
2023-08-26 06:17
日立システムズとサイバーソリューションズ、セキュリティ事業強化で業務提携
IT関連
2025-01-29 03:58