紀伊國屋書店、大学図書館向けに講談社電子書籍をサブスクモデルで発売
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紀伊國屋書店は、学術電子図書館サービス「KinoDen」(Kinokuniya Digital Library)において、大学図書館向けに講談社の電子書籍をサブスクリプションモデルで販売開始した。
同サービスを利用する大学図書館は、講談社が図書館向けに提供する約8800点(2024年4月時点)のタイトルの中から、各図書館の利用者ニーズに基づき自由にタイトルを選書してパッケージを作成できる。講談社ブルーバックス、講談社学術文庫、講談社現代新書、講談社選書メチエに加え、自然科学分野の単行書なども多く含まれる。
申し込みは30タイトルからで、パッケージ内のタイトルの入れ替えや追加などは年次の契約更新時に可能。年間購読価格は選んだタイトルの内容によって異なる。
KinoDenは2018年1月にスタートした図書館向け電子書籍サービス。国内外の大学図書館、公共図書館、企業、研究機関を中心に500館以上の導入実績がある。読みやすいビューアー、アプリ、未購入タイトルも含めた横断全文検索、試し読み/リクエスト機能などがある。今回提供されるサービスにより、「同時アクセス無制限」のライセンス許諾のもと提供が実現した。
この販売モデルが実現したきっかけの一つとして、「早慶和書電子化推進コンソーシアム」のプロジェクトにKinoDenがパートナーとして選ばれたことがある。同プロジェクトの趣旨は大学図書館で購入できる和書電子書籍の拡大や利用条件の改善、新たな購読モデルの構築。2024年3月までのプロジェクト期間で得た知見や図書館・出版社・書店の意見交換を通じて、新しい販売モデルの実現に至った。