J.フロント リテイリング、「BlackLine」でグループ経理業務の可視化と標準化を推進
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「大丸」「松坂屋」などの百貨店を展開するJ.フロント リテイリングは、グループの経理人材の育成と経理組織の高付加価値化を目指し、業務の可視化と標準化を実現する業務基盤として「BlackLine」を導入した。ブラックラインが5月14日に発表した。
J.フロント リテイリングは、小売業を中心にデベロッパー事業、決済・金融事業、卸売業などを展開し、新たなビジネスモデルや新たなビジネス領域への挑戦、事業ポートフォリオの変革を推進している。
経理部門ではポートフォリオの変革実現に向けた経営管理の高度化と経営基盤の強化を進めており、投下資本利益率(ROIC)を経営指標として導入するなど、成長性と資本収益性を重視した経営管理への移行に取り組んでいる。また、統合基幹業務システム(ERP)を活用したグループ共通の会計システムを構築し、2024年3月に一部のグループ会社で運用を開始した。
このような経営管理の高度化と経営基盤の強化を実現させるために、それを主導する経理人材の育成が急務となる。そのため、ジョブローテーションの加速と経理組織の高付加価値化へのリソースシフトが大きな課題となっていた。
経理部門は、これらの課題を解決するために、グループ各社の経理プロセスの可視化とナレッジ集約が必要だと判断した。その結果、ERPを補完するソリューションの検討を進め、経理業務の変革を促進するプラットフォームとしてBlackLineの導入を決めた。
BlackLineの導入は、グループ各社の業務プロセスの可視化と、各社に散在するナレッジの集約と蓄積を可能にする。これにより、業務標準化のさらなる推進、管理工数の削減、管理品質の向上、業務に必要な情報へのアクセスコストの削減、監査効率化による報酬削減、異動や離職、外部人材登用時の円滑な業務の引き継ぎ、業務可視化によるジョブローテーション加速による人材育成の促進、ペーパーレス化推進、在宅勤務の選択肢提供などの効果を期待している。
今後は、ERPでは対応が難しい業務領域をBlackLineを用いて自動化し、経理業務のさらなる効率化と迅速化を検討しているが、実施時期などは未定としている。