JavaScriptランタイムのBun、PostgreSQL/MySQLのDBクライアント機能を搭載
今回は「JavaScriptランタイムのBun、PostgreSQL/MySQLのDBクライアント機能を搭載」についてご紹介します。
関連ワード (互換性、統合、開発可能等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
オープンソースで開発されているJavaScriptランタイム「Bun」の最新版となる「Bun 1.2」正式版が登場しました。
Bun v1.2 is herehttps://t.co/m3Q4xJ7l88
— Bun (@bunjavascript) January 22, 2025
BunはNode.js互換のJavaScriptランタイム機能に加えてTypeScriptのランタイム機能も備え、さらにトランスパイラ、バンドラ、タスクランナー、npm互換のパッケージマネージャなど、JavaScript/TypeScriptのツールチェーンを統合したソフトウェアです。
Windows版、Linux版、macOS版が提供されています。
PostgreSQLクライアント機能を搭載
Bun 1.2ではPostgreSQLのデータベースクライアント機能が搭載されました。ライブラリやSDKに依存することなく、PostgreSQLにアクセスするアプリケーションが開発可能です。
MySQL対応も今後のバージョンアップで搭載予定とされています。
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Bunに搭載されたPostgreSQLクライアント機能は、Node.js用の既存のJavaScriptライブラリと比較して50%高速だと説明されています。
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Bunは最近のバージョンアップでAmazon S3クライアントの機能も統合しています。今後、さまざまなサービスに対するクライアント機能が追加されていくのでしょうか。
参考:JavaScriptランタイム「Bun」がAmazon S3クライアント機能を搭載
Node.jsとの互換性がさらに向上
BunはNode.jsを置き換え可能な互換性を目指しているソフトウェアです。
Bun 1.2の開発プロセスからは、Node.jsの開発で使われている数千のテストケースをBunに移植して実行することで、より高度な互換性を実現しようとしていると説明されました。
これまではBunユーザーから報告された問題、例えばNode.js用のソフトウェアで動作しなかったものやエラーなどがあれば、その都度対応する、ということで互換性を高めようとしてきましたが、
Bun 1.2ではHTTP/2サーバを提供する「node:http2」が利用可能になりました。このnode:http2はNode.jsよりも2倍高速だと説明されています。
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その他Bun 1.2には多数の新機能などが搭載されています。詳しくはリリースノートをご覧ください。