バルブ製造のTVE、発電所のメンテナンスを「KANNA」で効率化–1日2時間の残業削減
今回は「バルブ製造のTVE、発電所のメンテナンスを「KANNA」で効率化–1日2時間の残業削減」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
バルブや鋳鋼製品の製造・販売を手掛けるTVEは、アルダグラムが提供する現場DXサービス「KANNA(カンナ)」を導入した。従業員の残業時間が1日2時間ほど削減されたという。1月29日にアルダグラムが発表した。
KANNAは、現場での作業に従事することが多い非デスクワーカー向けのプロジェクト管理アプリケーション。国内外で5万社が利用しているという。
火力・原子力などの発電プラントの設計からメンテナンスまでを手掛けるTVEでは、メンテナンス時に、写真を含め報告資料を提出する必要があり、一度に数千枚の写真を撮影するケースもあるという。これまでは、メンテナンス箇所をデジタルカメラで撮影、記録し、事務所に移動してから撮影データをPCに取り込み、メンテナンス箇所ごとにフォルダーを作成。必要な写真データを選別し、記録する作業が必要だったという。
しかし、対応する現場数の増加や、建設業における時間外労働の上限規制の開始に伴い、業務の効率化が求められていたとのこと。加えて、撮り忘れによる再撮影の手間や、デジタルカメラの破損・劣化に加え、SDカードの紛失などの懸念に対処できる仕組みが求められていた。
KANNA導入後は、スマートフォンで撮影し、その場で写真整理をする形に変更。KANNA内に指定のフォルダを作成し、写真を管理したことで、写真の撮り忘れを瞬時に確認でき、再撮影などの手間が解消されたとのこと。これにより、作業後に事務所へ戻る移動と、事務業務の時間が不要となり、従業員の残業時間は1日約2時間削減したという。
今後は写真管理にとどまらず、現場のペーパーレス化を推進する「KANNAレポート」を活用して、現場で作業記録の入力を完結する仕組みを実証していく予定だ。