エクスペリエンス管理のQualtrics、IPO初日は52%高
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Qualtricsは米国時間1月28日、Morgan StanleyとJP Morganが主導する新規株式公開(IPO)で、取引初日に株価が約52%上昇した。
NASDAQでティッカーシンボル「XM」の下で取引され、取引開始後すぐにIPO価格の30ドルから41.85ドルへと跳ね上がり、終値は45.50ドルとなった。
SAPは今後も、Qualtrics株の大部分を保有する考えだ。
Qualtricsは2020年12月28日に、IPO申請書類を提出した。同社はエクスペリエンスマネジメント(XM)ソフトウェアを開発しており、同社のティッカーもそれに由来している。
同社は、エクスペリエンスマネジメントソフトウェアは、まだ新しいカテゴリーであり、「組織が現在のエクスペリエンスエンスエコノミーで成功できるよう支援する」と述べている。
「当社のXMプラットフォームは、顧客を熱狂的なファンに、従業員をアンバサダーに、製品を情熱の対象に、ブランドを信仰の対象に変えるようなエクスペリエンスを企業が設計し、改善することを支援する」(同社)
Qualtricsは同社が提供するソフトについて、「The System of Action」だとしている。
QualtricsのXMプラットフォームは、「CustomerXM」「EmployeeXM」「ProductXM」「BrandXM」で構成されている。
SAPは2020年7月に、Qualtricsの買収は大成功だったとの考えを示していた。
ユタ州プロボに拠点を置くQualtricsは2002年に設立された。2018年に上場を予定していたが、直前にSAPが現金80億ドルで買収すると発表した。
QualtricsのIPO目論見書によれば、SAPは発行済み普通株式の84.1%を保有し、議決権の98.1%を維持するという。
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