Beyond Next Venturesが日本初の研究領域対象「起業版サーチファンド」開始

今回は「Beyond Next Venturesが日本初の研究領域対象「起業版サーチファンド」開始」についてご紹介します。

関連ワード (VC / ベンチャーキャピタル(用語)、日本(国・地域)等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Beyond Next Venturesは2月1日、「0→1」事業創造を支援する仕組みとして「起業版サーチファンド」の運用を新たに開始すると発表した。大学・企業などの技術シーズ事業化を後押しするサーチファンド型スキームは、国内初の取り組み。2023年末までに5社以上のスタートアップの設立を目指す。

また専用サイトよりウェブエントリーを行った者にメールで説明会を案内するとしている。

一般にサーチファンドというと、経営者候補(サーチャー)が投資家と連携し、既存産業の優良企業より案件の探索・買収を実行し、経営に参画するという手法を指す。国内においては中小企業の後継者不足を解決するひとつの手法としても注目を集めているという。

これに対してBeyond Next Venturesが運用する起業版サーチファンドは、それら事業買収モデルではなく、同社によるバックアップの下、経営者候補(サーチャー)が大学・企業などの技術シーズの法人化に関わり、経営者として「0→1」の事業創造にコミットすることを支援する仕組みとしている。

大学・企業などの技術シーズには毎年数兆円規模の研究資金が投入されているものの、事業化して成功する事例はごく少数とされており、その主な要因のひとつが「経営人材不足」にあるという。

研究者が研究成果を事業化したい時、「外部人材を投入する」または「自ら経営を担う」が代表的なパターンとなっており、ビジネス経験の少ない研究者の場合外部人材投入のパターンで企業の事業経験者などを経営陣に迎え入れるほうが成功確率を高められるとしている。

しかしBeyond Next Venturesによると、そういった人材が創業初期になかなか見つからず、研究者自ら事業プランを練り、研究活動と同時に法人化に必要な膨大な業務を行おうとして、つまずいてしまうケースが数多く存在しているそうだ。

同社は、起業家になりたい方(経営候補人材)がより挑戦しやすい仕組みを提供することで、経営人材の発掘・育成と研究成果の事業化促進を実現させ、研究資金を社会に還元していくエコシステムをさらに活性化させるとしている。

関連記事
・Beyond Next Venturesの2号ファンドは総額165億円で最終クローズ
・Beyond NextがインドC-CAMPと提携で相互支援、海外投資も本格化
・基礎研究を企業と支援するクラウドファンディング、アカデミストが第1弾を公開、第2弾募集も
・技術シーズと共同創業者をマッチングする「Co-founders」、Beyond Nextが開設

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
“マッチョ専門フリー素材サイト”が音声素材を公開 「仕上がってるよ!」「背中に鬼神が宿ってる!」など
イラスト・デザイン
2021-05-11 06:05
インパーバ、日本市場の投資を強化–タレスによる買収も
IT関連
2023-09-13 00:12
JALのシステムで一時障害、搭乗手続きできず 計123便に影響、最大1時間45分の遅れ 現在は復旧済み
ネットトピック
2021-07-27 14:00
「シン・エヴァ」冒頭のYouTube公開、3日前から500人が待機中 「座席を指定してスイッチ」
くらテク
2021-03-05 21:27
データ/アナリティクスを成功に導くための鍵とは–ガートナーのハーシェル氏
IT関連
2021-07-14 01:56
Red Hat Ansible Automation Platformのマネージドサービス、Microsoft Azure上で提供開始。クラウドもオンプレミスも構成管理可能
Ansible
2022-05-18 20:05
McAfee Enterprise、「MVISION Cloud」にゼロトラストネットワークアクセス機能を追加
IT関連
2021-08-19 22:08
プロダクトバックログDeep Dive。スクラムのプロダクトバックログをどう作成し、手入れし、スプリントに投入するべきか(中編)。Regional Scrum Gathering Tokyo 2022
DevOps / アジャイル開発
2022-01-11 23:21
グローバル企業や日本企業も進出するアイルランド
IT関連
2022-04-06 19:35
GitHub、「GitHub Enterprise Server 3.12」を一般提供–新しい自動化機能とセキュリティ強化を備える
IT関連
2024-03-12 11:12
「Windows 11 22H2」、新たなビルドがRelease Previewチャネルに
IT関連
2022-08-27 09:48
富士通、ブロックチェーンシステムを連携させるデータトラスト基盤の試作環境を提供
IT関連
2023-06-20 11:34
画像生成AI「DreamUp」めぐる議論をきっかけに今後の流れを考える
IT関連
2022-12-10 22:14
AIで自治体のDXを支援 デジタル化の事例を自動で紹介 コニカミノルタなど開発
ロボット・AI
2021-01-20 15:16