インドのソーシャルコマースMeeshoが新たに330.3億円の資金を調達、評価額は約2312億円に

今回は「インドのソーシャルコマースMeeshoが新たに330.3億円の資金を調達、評価額は約2312億円に」についてご紹介します。

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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


インドのソーシャルコマース系スタートアップMeeshoはインド時間4月5日「すべてのスモールビジネスがオンラインで成功できるようにする単一のエコシステム」になることを目指して、SoftBank Vision Fund 2(SVF2、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2)が主導する新たな資金調達ラウンドで3億ドル(約330億3000万円)を調達したと発表した。

この新しいシリーズEラウンドにより、設立5年目の同スタートアップの評価額は21億ドル(約2312億円)となり、2019年に行われたシリーズD時点での約6億ドル~7億ドル(約661億円〜771億円)から上昇した。これまでに総額約4億9000万ドル(約539億5000万円)を調達している同社は、既存投資家であるFacebook(フェイスブック)、Prosus Ventures、Shunwei Capital、Venture Highway、Knollwood Investmentも新ラウンドに参加したと述べている。

今回の出資はShunwei Capitalにとって、約1年ぶりのインドのスタートアップへの投資となるようだ。インド政府は2020年、中国の投資家がインド企業に出資する際に、当局の承認を必要とする規則を導入した。

関連記事:インドが中国からの投資に政府承認を義務付け、新型コロナ渦中での敵対的買収を予防

バンガロールを拠点とするMeeshoは、WhatsApp、Facebook、Instagram(インスタグラム)などのソーシャルメディアプラットフォーム上で売り手と顧客をつなぐ、同名のオンラインマーケットプレイスを運営している。同社の提供するサービスには、注文管理、物流管理、オンライン決済、ショップのリアルタイム更新、顧客にサブスクライブしてもらうためのシステムなどが含まれる。

同社はインドの約5千市町村に広がる、女性を中心とした1300万人以上の起業家と、10万以上のサプライヤーからなるネットワークを有しており、主に食料品、アパレル、家電、電子機器などを取り扱っているという。

If Meesho's mission has to be put in a short phrase, it'd be: "financial independence of women".

So, it's only apt that @meeshoapp has first been featured in Play Store on Women's Day by Google India, and now in Independence Day spotlight.

Recognition of real impact at scale! pic.twitter.com/jcFz2ZOrDA

— Sudhanshu Shekhar (@sdhskr) August 10, 2019

Meeshoのミッションを短い言葉で表現するとすれば「女性の経済的自立」です。

ですから、@meeshoappがGoogle Indiaの女性デーにPlay Storeでフィーチャーされ、今度は独立記念日にスポットライトを浴びるのはふさわしいことだと思います。

大規模な真のインパクトが認められたのです! pic.twitter.com/jcFz2ZOrDA
– スダンシュ・シェカール (@sdhskr) 2019年8月10日

Meeshoはこの新たな資本を、国内で1億人いる個人事業主や中小企業のオンライン販売を支援するために投入するとのこと。Meeshoの共同設立者兼CEOであるVidit Aatrey(ヴィディット・アートレイ)氏は、声明の中で「この1年間で、オンラインでのビジネス展開を目指す中小企業や起業家が非常に増えました」と述べている。

インド政府が数カ月間のロックダウンを余儀なくされたパンデミックの中で、Meeshoは誰もがゼロ投資でオンラインの食料品店を始めることができる製品「Farmiso」をローンチした。アートレイ氏は5日に、FarmisoはMeeshoで最も急成長している事業に浮上したと述べている(パンデミック以前、Meeshoは東南アジアでの展開も始めていたが、ここ数カ月はその取り組みを縮小している)。

SVF2を運営するソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのパートナーであるSumer Juneja(スマー・ジューンジャ)氏は、声明でこう述べた。「当社は過去18カ月間にわたりMeeshoを注意深く追跡してきましたが、その成長、日々のエンゲージメント指標、ユニットエコノミクスへの注力、そして強力なチームを作る能力を高く評価しています。Meeshoは、中小規模のサプライヤーやソーシャルリセラーがインドのeコマース革命に加わるための効率的なプラットフォームを提供し、彼らが消費者にパーソナライズされた体験を提供するのに役立つと考えています」。

UBSのアナリストは最近のレポートの中で、ソーシャルコマースやB2Bマーケットプレイスが、インドにおいてはAmazon(アマゾン)やFlipkart(フリップカート)などのeコマース企業に対する潜在的な競争要因であると指摘している。

画像クレジット:Meesho

ソーシャルコマースは、AmazonやFlipkartが何十億ドル(何千億円)も投じたにもかかわらず、インドではなかなか浸透しなかった近代的なeコマースに対抗するための有力な賭けの1つだ。もう1つの賭けは、インドの何万もの町や都市、村に点在する、ソーシャルな要素をあまり含まない近隣店舗のデジタル化だ。世界的な大企業であるFacebookとGoogle(グーグル)は、これら両方の馬に賭けている。

関連記事
・グーグルらが実店舗を簡単にオンライン化するインドのDotPeに約30.1億円投資
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ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのマネージングパートナーであるMunish Varma(ムニッシュ・ヴァルマ)氏は、声明の中で次のように述べた。「ソフトバンクは、世界各地の市場に独自のソリューションを提供するファウンダーを支援してきました。MeeshoはAIと機械学習の力を利用して、多くの中小企業オーナーが次世代ネットユーザーに販売するためのプラットフォームを構築しました。当社は、この旅の一部になれることを楽しみにしています」。

画像クレジット:Meesho


【原文】

Meesho said on Monday it has raised $300 million in a new financing round led by SoftBank Vision Fund 2 as the Indian social commerce startup works to become the “single ecosystem that will enable all small businesses to succeed online.”

The new round — a Series E — gives the five-year-old startup a valuation of $2.1 billion, up from about $600 million-$700 million in the 2019 Series D investment. The Indian startup, which has raised about $490 million to date, said existing investors Facebook, Prosus Ventures, Shunwei Capital, Venture Highway and Knollwood Investment also participated in the new round.

This deal appears to be Shunwei Capital’s first investment in an Indian startup in nearly a year. New Delhi last year introduced a rule to require its approval before a Chinese investor could write a check to an Indian firm.

Bangalore-based Meesho operates an eponymous online marketplace that connects sellers with customers on social media platforms such as WhatsApp, Facebook and Instagram. Its offerings include order management, taking care of logistics, online payments, real-time shop updates and allowing businesses to get their customers to subscribe.

The startup claims to have a network of more than 13 million entrepreneurs, a majority of whom are women, over 100,000 suppliers across nearly 5,000 Indian towns and cities that largely deal with grocery, apparel, home appliances and electronics items.

Meesho said it will deploy the fresh capital to help 100 million individuals and small businesses in the country to sell online. “In the last one year, we have seen tremendous growth across small businesses and entrepreneurs seeking to move their businesses online,” said Vidit Aatrey, co-founder and chief executive of Meesho, in a statement.

Amid COVID, which prompted New Delhi to issue a months-long lockdown, Meesho launched Farmiso, a product that allowed anyone to start an online grocery shop online without any investment. Aatrey said on Monday that Farmiso has emerged as Meesho’s fastest growing business. (Prior to the pandemic, Meesho had also started to expand in Southeast Asia, but has scaled down those efforts in recent months.)

“We have been closely tracking Meesho for the last 18 months and have been impressed by their growth, daily engagement metrics, focus on unit economics and ability to create a strong team. We believe Meesho provides an efficient platform for SME suppliers and social resellers to onboard the e-commerce revolution in India and help them provide personalized experience to consumers,” said Sumer Juneja, partner at SoftBank Investment Advisers, in a statement.

In a recent report, UBS analysts identified social commerce and business-to-business marketplaces as potential sources of competition to e-commerce firms such as Amazon and Flipkart in India.

Image Credits: Meesho

Social commerce is one prominent bet to take on modern e-commerce that has struggled to make inroads in India, despite billions of dollars ploughed by Amazon and Flipkart. Another bet is digitizing neighborhood stores in the country — without so much of the social element — that dot tens of thousands of towns, cities and villages in India. Global giants Facebook and Google are backing both the horses.

“Globally, SoftBank has always been excited to back founders that provide unique solutions for the local market. By using the power of artificial intelligence and machine learning, Meesho has created a platform for many small business owners to sell to the next cohort of internet users. We look forward to being a part of this journey,” said Munish Varma, managing partner at SoftBank Investment Advisers, in a statement.

(文:Manish Singh、翻訳:Aya Nakazato)

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