ローコード開発、2021年に予想される3つのトレンド
今回は「ローコード開発、2021年に予想される3つのトレンド」についてご紹介します。
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この数年、ローコード開発ソリューション(あるいは、少なくとも以前よりはコードの量を減らそうとするソリューション)によって、ソフトウェア開発者の仕事を楽にしようとする試みが幾つも登場している。そういった取り組みは、この数十年に渡って続いていると言ってもいいだろう。例えば、第4世代言語(4GL)やCASE(Computer Aided Software Engineering)ツール、マッシュアップ、サーバーレスコンピューティングなどを思い出してほしい。また最近では、この概念の幅を広げようとする新たな取り組みやソリューションが台頭してきている。何らかの抽象化された開発ツールを、技術に詳しくないユーザーにも使わせようという試みだ。この試みは、果たしてうまくいくのだろうか。
The Software Houseが最近開催した座談会に参加した最高技術責任者(CTO)らによれば、ローコード/ノーコード開発の将来は善し悪しが入り交じったものになるという。Silicon CanalsのDennis de Vriesin記者は、この座談会の内容を記事にしている。BlancoのCTOであるBastiaan de Ruiter氏は、「私はいきなり誰でもソフトウェアを作れるようになるとは思わない」と述べている。「誰もがローコード開発プラットフォームを手にすれば、ガバナンスの問題が生じるだろう」というのが同氏の意見だ。
最近では、多くのベンダーがローコード/ノーコード開発のソリューションに取り組んでいる。これは、アプリケーションに対する需要がソフトウェア開発者の供給や業務時間を大幅に越えていることを理解しているためだ。MicrosoftのプリンシパルクラウドアドボケイトであるDona Sarkar氏は、最近のブログ記事で、ソフトウェア開発者もこうしたツールからビジネスユーザーと同じくらい恩恵を受けられるとして、ローコード開発のアプローチを売り込んでいる。
同氏は、今後のローコード開発に期待される3つのトレンドを挙げた。
ローコード開発とコラボレーションプラットフォームが融合し、働き手がコラボレーションを行っている場所で、価値が高くよく使われるアプリが使えるようになる。Sarkar氏は、「顧客から聞いている話では、データから得られた自分たちのビジネスに関する知見や、そうした知見をいつでも欲しいときに利用できるセルフサービスの手段、またそれらの知見に基づいて取るべきアクションを簡単に伝えられる手段が必要とされている」と述べている。