NTT Com、制御システムなどへのセキュリティリスク可視化・検知サービスを開始

今回は「NTT Com、制御システムなどへのセキュリティリスク可視化・検知サービスを開始」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、中小企業を中心に、工場の生産ラインなどを支える制御システムのセキュリティリスクを可視化・検知する「WideAngle プロフェッショナルサービス OsecT(オーセクト)」の提供を開始した。

 同サービスは、制御システムのデータをクラウド上で収集・蓄積・分析することで、可視化と検知の機能を提供する。制御システムを構成する機器のOSバージョンや機器同士の接続構成の可視化、未知の機器接続や不自然な流量の通信などの異常検知が行え、可視化や検知の状況はリモート環境から専用のポータルサイトで確認できる。

 同サービスは、設定済みのセンサーが納品されるため、高度なノウハウや知見は不要だ。また制御システムへの設定も不要のため、工場の生産ラインの稼動に影響を与えることなく導入可能。また収集・蓄積・分析するデータを新たに制御システムに要求せず、通信経路上を流れる既存データを活用するため、制御システムのCPU圧迫などにより工場の生産ラインに影響を与えることもない。

 さらに、可視化機能によりセキュリティを強化すべき機器や通信経路を把握できる。これにより効果的なセキュリティ対策を検討することが可能で、検知機能によりユーザーに異常をリアルタイムでアラート通知する。

 加えて、工場の生産ラインの制御情報など機微なデータはセンサーで除く仕組みになっている。クラウドへのデータアップロードで利用する通信網は、IoT向けモバイルデータ通信サービス「IoT Connect Mobile Type S」と閉域によるデータ流通を可能とする「Flexible InterConnect」を組み合わせた構成を利用。通信内容が暗号化され、秘匿性の高いデータが外部に流出することや盗聴される心配がない。利用料金は初期費用が27万5000円、月額費用が6万6000円となっている。

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