イオングループ、DXを支えるITファイナンス基盤としてSaaS型のTBMソリューションを導入
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イオングループのITソリューション企業であるイオンアイビスは、グループ内のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支えるITファイナンスマネジメント基盤として、Apptioのソリューションを採用した。Apptioが5月10日に発表した。
このソリューションは、ITリソースから事業部門のニーズまでを統合管理するメソドロジー「Technology Business Management(TBM)」を実現するもの。オンプレミスやクラウド上にある企業内システムの財務・運用データと、企業が利用しているパブリッククラウド、Software as a Service(SaaS)の情報を自動的に取り込み、単一のプラットフォームに統合することで、これまで担当部門で実施していたデータ収集・加工・整備の効率化を図る。
TBMがベストプラクティスとして定義する「TBM Taxonomy」を共通言語として分類・可視化に用いることで、利用部門・プロジェクト・ソリューションなど多角的な視点からITコストの透明化を図り、事業環境に応じて迅速かつ正確な投資判断を可能にする。
イオンアイビスは、イオングループで利用するITインフラ、システムの開発、保守・運用、コンサルティングを主な業務としている。同社はグループ内のIT活用による改革をさらに推進するため、システム別のコストを詳細に可視化し、投資対効果を最大化することを目指している。
同社は当初、この取り組みに関する全機能を新規に開発することを検討したが、TBMの存在を知り、TBMを実現するApptioのSaaSソリューションによって開発期間の短縮や高度なITファイナンスオペレーションが実現できると考え、今回の採用に至った。
今後はApptioを活用することで、IT投資管理業務の大幅な効率化とともに、IT予算の予実管理の精度の向上、システムごとの総所得コスト(TCO)の管理、プロジェクトごとの支出管理など、ITファイナンスの領域全般の高度化を実現していく。