川崎フロンターレ、競技場の感染対策でトイレの混雑状況を可視化
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プロサッカーチームの川崎フロンターレは、等々力陸上競技場内にある94カ所のトイレの混雑状況を可視化する実証実験を開始する。大規模イベントの人数制限が緩和される中、3密(密集、密接、密閉)を発生させないための感染対策の一つとして検討する。実施期間は5月14日から10月29日まで。
川崎フロンターレは、地元に密着したサッカークラブとして設立され、2020年2月から新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施することで、観客が快適かつ安心して観戦できる環境づくりを整備している。
川崎フロンターレと岡谷エレクトロニクスでは、観客の3密の回避や混雑状況の把握用途として、アステリアの人工知能(AI)搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を採用。約100個の開閉センサーを等々力陸上競技場内のトイレ個室に設置し、扉の開閉状況によって個室の利用状況をリアルタイムに確認できる「トイレ利用状況可視化サービス」を開発した。
来場者は手元のスマートフォンでトイレの利用状況をリアルタイムに確認し、混雑を回避できる。同サービスは5月14日~10月29日に等々力陸上競技場で実施される計12試合で実証される。その後、川崎フロンターレと岡谷エレクトロニクスは感染対策の効果を測定し、観戦者に安心、安全な環境の構築に役立てていくとしている。