西南学院大学、AI対話エンジンを導入–DX推進で業務効率化と学生体験を向上

今回は「西南学院大学、AI対話エンジンを導入–DX推進で業務効率化と学生体験を向上」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 福岡市にキャンパスを構える西南学院大学は、PKSHA Workplace(旧BEDORE)が提供する人工知能(AI)を活用したチャット型対話エンジン「BEDORE Conversation」を導入した。PKSHA Workplaceのグループ会社であるPKSHA Technologyが6月27日に発表した。

  BEDORE Conversationは、深層学習と自然言語処理を活用したチャットボット。タグをウェブサイトに埋め込み、チャット型自動サポート窓口を提供することで、24時間体制でカスタマーサポートを行う。今回の導入では、大学内のよくある質問(FAQ)に対して適切に回答できる精度があること、また専門知識がなくても容易に運用できる機能性と活用幅の拡大に伴う個別サポート体制が整っていることが評価された。

 西南学院大学の情報システム課では、学生や教職員から窓口での問い合わせ対応における事務職員の業務負荷が課題になっていた。同様の課題は他学務部門でも認識しており、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みとして検討した結果、事務職員の業務効率化だけでなく、学生の体験向上を実現できる手段として24時間体制で自動応答が可能なチャットボットの導入を検討したという。

 選定の初期段階からBEDORE Conversationの回答精度や利便性は高く評価していたが、複数社のチャットボットサービスに対して概念実証を実施。実際に利用しているFAQを投入し、精度検証と管理画面の操作性やサポート体制を1カ月間で確認を行い、総合的に判断した結果、同サービスに決めたという。

 情報システム課への導入後は、情報部門のFAQを投入しながらポータルサイトと授業で試用している学習管理システム(LMS)へ展開していくという。中長期的には、各学務部門での活用を視野に入れ、窓口業務全体のDXと業務の可視化を実現する予定だ。

 また、AIが学生の問い合わせに対応することで、学生の見えない声を可視化。そのデータを有効活用することで、大学のデータ経営につなげていくとしている。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
国内生成AI市場、2027年に780億円規模へ成長–IDC Japan予測
IT関連
2023-09-27 04:58
外国人特定技能人材のマッチングプラットフォームtokutyが3000万円のシード調達
IT関連
2022-01-19 06:44
決別が始まったセキュリティ投資の「個別最適」
IT関連
2022-10-05 20:53
日本企業のCSIRT設置率は56%–ガートナー調査
IT関連
2023-07-22 21:59
コロナ禍でオンライン商談活況 対象広がり新たな商機に
IT関連
2021-05-15 06:01
「Linux」でデバイスの円滑な動作を維持するために知っておくべきコマンド5選
IT関連
2024-05-03 03:45
ゲッティの「iStock AI生成ツール」を試す–面白みは「DALL・E」に軍配
IT関連
2024-01-18 15:14
サービスナウが自治体DXの推進施策–東広島市も行政サービスに活用
IT関連
2021-07-30 23:16
生みの親が語る「Python 4.0の可能性は低い」の真意と込められた思い
IT関連
2021-07-03 14:14
日本オラクル、「Red Hat Enterprise Linux on OCI」を発表–OCI上のRHELを共同サポート
IT関連
2023-02-04 10:12
「Google Workspace」、「Android」デバイス向け新機能を提供–ドラッグ&ドロップ機能など
IT関連
2022-07-29 11:47
ダーツの矢を発射できるドローン その用途は? :Innovative Tech
ロボット・AI
2021-03-16 12:48
芝パークホテル、宿泊予約の管理業務にRPA導入–バックオフィス業務を効率化
IT関連
2021-03-22 21:26
課税事業者への変更は6割、未対応企業はインボイス制度を「理解していない」
IT関連
2022-10-25 00:46