凸版印刷、ゴルフトレーニングシステムを開発–アスリートの動作解析を活用

今回は「凸版印刷、ゴルフトレーニングシステムを開発–アスリートの動作解析を活用」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 凸版印刷は、スポーツトレーニング領域においてアスリートの動作解析データを基にした最適な体の動きを学べるトレーニングシステムを開発した。第一弾として、ゴルフ向けに提供開始する。同システムを基にしたサービスで、2023年度に20億円の売り上げを目指すという。

 このゴルフトレーニングシステムは、2020年から日本体育大学と共同で研究開発している「標準動作を活用したループ型動作トレーニングシステム」で、複数のゴルフアスリートの動きを平均化した「標準動作」と比較し、ユーザー自身の動作の改善点を抽出して可視化する。

 同システムは単体での販売の他、ゴルフシミュレーションシステムを開発・販売するGPROのゴルフ弾道測定機「SkyTrak」とのセット販売も行っている。

 手本の動作である「標準動作モデル」との比較により、改善点を抽出・可視化する。改善点に基づいたアドバイスを踏まえて練習を繰り返すことで、最適かつ効率的に動作を習得・改善できる。また手本の動作を静止させ、そこに自らの動作を重ねることで、従来の口頭による感覚的な指導に比べ、目で見て理解するトレーニングが可能になったという。

 改善前(レッスン前)と改善後(レッスン後)の動画を比較することもできる。自らの上達具合を確認し、改善された動作の記録・経緯を見られる。改善前/後を局面ごとに比較した結果を出力することもでき、将来的には動画データの提供も予定している。

 税別価格は、ゴルフレッスン指導員用トレーニングシステム(Ver.1)が 100万円から。ゴルフ弾道測定機「SkyTrak(モバイル版)」とのセットが 130万円から。

 凸版印刷は、このゴルフトレーニングシステムをゴルフ事業者に向けたレッスンの支援サービスとして提供する。同時に、不動産、自動車、金融、鉄道、ヘルスケア、エンターテインメントなど、さまざまな業界に拡販する。さらに、指導メソッドを人工知能(AI)化し、動作改善のワンポイントアドバイスなどを行うセルフトレーニングシステムの開発も進める。

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