富士通、「モダナイゼーションナレッジセンター」を新設–DX基盤整備を支援
今回は「富士通、「モダナイゼーションナレッジセンター」を新設–DX基盤整備を支援」についてご紹介します。
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富士通は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向けて、既存情報システムを抜本的に見直し、最新化する「モダナイゼーションサービス」を強化する。
これに関連してモダナイゼーションに欠かせない技術情報やノウハウ、知見を集約するセンターオブエクセレンス(CoE)として、「モダナイゼーションナレッジセンター」を新設した。
同センターは、(1)社内外の知見の収集・整理、(2)情報共有の推進、(3)各種ツールやサービスを提供する専門パートナーとの連携、(4)商談・技術支援、(5)デリバリー実践に基づく知見へのフィードバック、(6)顧客システムのモダナイゼーション実施状況把握などの機能を有する。9月より日本国内でのサポートを開始し、欧州、北米をはじめグローバルでのサポートを順次開始する。
同社では「モダナイゼーションサービス」を「業務・資産可視化」「グランドデザイン」「情報システム全体のスリム化」「モダナイズ」の4ステップに分けている。また、顧客自身でモダナイゼーションを実施する場合は、モダナイゼーションに関する技術支援も実施する。
業務・資産可視化では、各種プロセスマイニングツールを活用した業務プロセスの可視化、マスターデータの棚卸し・データアナリティクスによるデータの可視化、アプリケーションの可視化を実施する。アプリケーションの可視化では、同社のソフトウェア地図によるアプリケーションの構造分析、稼働資産分析、類似分析、資産特性分析、システム相関分析を実施する。ソフトウェア地図は、業務のための機能や役割を実現している機能コンポーネントを自動発見するマイニング技術と、発見した機能コンポーネントに基づいてアプリケーションの全体像を地図として可視化するツール。
グランドデザインでは、Ridgelinezおよびコンサルティングパートナーと連携し、エンタープライズアーキテクチャー(EA)に関する手法の一つであるThe TOGAF Standard(国際標準化団体「The Open Group」におけるエンタープライズアーキテクチャーの方法論とフレームワーク)などにより、グランドデザインを作成していく。
情報システム全体のスリム化では、ほとんど使われていないにも関わらず、維持・稼働している情報システム資産を可視化し、稼働システム内の資産をスリム化していく。
モダナイズでは、顧客の個別情報システムに応じて、各種ツールによるリライト、リホスト、再構築、サービス移行などを適用し、モダナイズしていく。IT基盤に関しては、「Fujitsu Uvance」の「Hybrid IT」をベースにパブリッククラウドやプライベートクラウドへの移行を支援する。