マイクロソフトのコーポレートVP、ベルフィオーレ氏が32年を経て退職へ
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Microsoftで過去2年間、Office Product Groupのコーポレートバイスプレジデントを務め、同社で32年さまざまな職務を歴任してきたJoe Belfiore氏が、引退することを明らかにした。Belfiore氏と経営陣が米国時間10月27日、社内メールで退任を発表した。
個人的な決断であり、退任によって「Office」内の優先事項が変わるわけではないという。Belfiore氏は直属のチームを直ちに引き渡すが、2023年の夏までシニアアドバイザー兼コーチとしてとどまり、移行を支援する。
同氏は27日遅く、引退の計画をツイートした。
同氏がチームに宛てたメールには、以下のように記されている(筆者がコピーを見て、Microsoftに本物であることを確認した)。
「内省を重ねた結果、皆と32年間、ソフトウェアやサービスを構築してきた素晴らしい経験に終止符を打ち、Microsoftでの非常に長いキャリアに幕を引く時が来たと判断した」
そして、「この夏、1番上の子供を大学に送り出すという経験をし、ほかの子供たちが家を出て独立する前に、家族を優先できる時間は限られているということを痛感した」と、つけ加えている。
LinkedInのプロフィールによると、Belfiore氏は1990年に入社。その後、「Windows 95」「Internet Explorer」「Windows XP」「eHome」「Entertainment & Devices」「Windows Phone」「Windows 10」のチームで管理職を歴任した。2015年に家族と過ごすために1年休職した後、復帰している。
2020年に再び、家族と旅行をするために休暇を取った後、Office Experience Group(OXO)でクロスプラットフォームの体験やサービスを担当。コーポレートバイスプレジデントのAles Holecek氏と共に、OXOチームを統括した。そのチームは、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」などのアプリ、Officeファミリーの共有コンポーネントや新機能を手掛けた。そうしたものには、「Loop」(アプリおよびコンポーネント)、「Designer」「To-Do」「Planner」「Project」「Forms」「Stream」「Whiteboard」がある。
社内メールによると、Holecek氏はOffice Product Groupのコーポレートバイスプレジデントを継続する。そして、コーポレートバイスプレジデントのSumit Chauhan氏が、グループの新しい共同リーダーとして、Holecek氏と共にグループを統括し、Experiences & Devices部門担当エグゼクティブバイスプレジデントのRajesh Jha氏に直属する。Chauhan氏はこれまで、AIサービスを活用したOfficeのオーサリングやストーリーテリングの機能に注力してきた人物だ。また、現在Product担当バイスプレジデントのDavid Gainer氏がコーポレートバイスプレジデントに昇格し、Officeの「製品責任者」として、Holecek氏の指揮下に入る。