BigQueryがDocument AIを統合。請求書など画像データの内容をSQLで検索可能に、AIが画像から項目や数値を自動抽出
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Google Cloudは、大規模並列データ処理サービスのBigQueryに、画像データから自動的に内容を抽出するAI機能「Document AI」を統合したと発表しました。
Document AIは、請求書や領収書、パスポート、契約書といったドキュメントの画像データを与えると、その項目と内容を生成AIによって自動的に抽出する機能を提供します。
BigQueryがDocument AIを統合することで、BigQueryからSQL文を用いてドキュメントの画像データ群に対して問い合わせが可能になります。
例えば、Google Cloud Storageに請求書の画像スキャンをまとめて保存しておき、BigQueryで今月の日付の請求書の合計金額をSQLで求める、などの処理ができるわけです。
具体的な利用方法のおおまかな手順は次の通りです。
- ドキュメントの画像データから抽出したいデータのスキーマを定義し、抽出のサンプルや注釈を提供、Document AIをトレーニングします(あらかじめよくあるフォーマットの学習サンプルも用意されているようです)。 2.Google Cloud Storage上のドキュメントの画像データを、データベースの仮想的な表となるオブジェクトテーブルとして定義します。
- オブジェクトテーブルに対して項目を抽出する関数を呼び出すと、どのような項目が抽出可能かが返ってきます。
- オブジェクトテーブルの項目を列名のようにWhere節で表記したSQLでクエリが発行可能です。
そのほかにも、テキスト分析による感情の分析、ドキュメントの要約、抽出したデータと別テーブルとのジョインなど、さまざまな処理が可能だと説明されています。