西武鉄道、3D画像センサーで踏切異常を高精度に検知–踏切事故を未然に防止
今回は「西武鉄道、3D画像センサーで踏切異常を高精度に検知–踏切事故を未然に防止」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
西武鉄道は、踏切事故を未然に防ぐ「3D画像解析踏切監視システム」の本運用をスタートさせた。コンピュータシステム研究所が11月10日に発表した。
これは、踏切内に取り残された人を3Dカメラを用いた高精度3D画像解析システムで検知し、特殊信号発光機を自動で動作させ、列車の運転士へ踏切に異常があることを知らせるシステムである。西武鉄道とコンピュータシステム研究所が2018年から4年強にわたり実証試験を繰り返し、改良・改善を重ねて実用化に成功した。
2つのレンズを内蔵した3Dカメラによる画像解析で高精度に検知する。左右カメラの視差により、人の目と同じように距離と高さ、ボリュームを認識する。また、高さや体積がないものは検知しないため、日差し、影、ヘッドライトなどの影響を受けにくいのが特徴という。
遮断機降下後の踏切内に取り残されたり、侵入したりする人物や車両を検知すると、特殊信号発光機に停止信号を送信。同時に指令室のモニターやPC、スマートフォンなどにも通知が届き、異常検知時の録画映像やライブ映像を確認することができる。
2022年11月14日から「新宿線井荻第2号踏切」で本運用を開始する。また、2022年度中に「新宿線鷺ノ宮第2号踏切」への導入を予定している。