日東電工、「SAP Ariba」の定着化にデジタルアダプションプラットフォーム活用

今回は「日東電工、「SAP Ariba」の定着化にデジタルアダプションプラットフォーム活用」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 高機能材料メーカーの日東電工(Nitto)は、クラウドベースの調達・購買およびサプライチェーンソリューション「SAP Ariba」の定着化と業務統制を目的にデジタルアダプションプラットフォーム「WalkMe」を採用した。WalkMeが1月18日に発表した。

 WalkMeはクラウドベースのデジタルアダプションプラットフォームで、業務アプリケーションの活用状況を分析・改善・運用し、デジタルトランスフォメーション(DX)を加速させる。操作方法のガイダンス表示機能や対話形式での自動入力など豊富な機能を備えており、ユーザーが迷いやストレスを感じることなくシステムを使える環境を整えることができる。独自の技術によるコードフリーのプラットフォームを提供し、経営者やビジネスリーダーに向けてシステム活用状況を可視化する。

 グローバルに事業を展開する高機能材料メーカーのNittoは、2017年6月からSAP Aribaの導入を進めてきた。SAP Aribaの導入により一定の成果が現れる中、拠点ごとに生産している製品が異なることもあり、業務の統一化を行うためには複雑化したシステム運用の共有化、業務の効率化が難しいといった課題があった。

 また、国内外に存在する約2000人のユーザーに向け操作マニュアルを作成し、社内イントラネット上で公開していたが、利用されることが少なく、ヘルプデスクへの問い合わせが増加していた。

 WalkMeの導入により、拠点ごとに複雑化していたクラウドシステム運用の共通化、効率化が可能となり、クラウドシステムでありながら各拠点のユーザーが使用方法などを業務に合わせて理解し、快適に利用できるようになった。またスピーディに改善サイクルを回すことで、より効率的にシステムを使いこなすことが可能になったという。

 さらに、単純なステップバイステップのガイダンスだけでなく、選択した項目によってエラーを表示しチェックを促すなど、条件分岐の設定を活用し、各拠点が守るべき独自の基準や法規制に対応するためのルールを徹底することかできた。これによりヘルプデスクへの問い合わせが3〜4割減少するなどの成果が出ているという。

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