「Linux 6.2」がリリース–アップルの「M1」チップに初めて対応
今回は「「Linux 6.2」がリリース–アップルの「M1」チップに初めて対応」についてご紹介します。
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Linus Torvalds氏は米国時間2月19日、最新の「Linux」カーネル「Linux 6.2」をリリースしたと発表した。「『Linux 6.1』のように画期的なLTS(長期サポート)リリースにはならないとしても、こうした地道なマイナーアップデート版のカーネルもテストしてもらう必要がある」(Torvalds氏)
Linux 6.2には、Appleのチップ「M1 Pro」「M1 Max」「M1 Ultra」のアップストリームサポートが追加された。これにより「Mac」ユーザーは、「M1」搭載マシンでLinuxを実行できるようになる。
Linux 6.2は、「Ubuntu 23.04」のデフォルトカーネルになり、「Fedora Linux 38」にも搭載されるとみられる。その後、4月下旬に「Linux 6.3」がリリースされる予定だ。
Linux 6.2カーネルにはまた、Intel、Advanced Micro Devices(AMD)、Google、Red Hatといった企業の支援を受けて多くの機能が盛り込まれている。特筆すべき新機能として、「Intel Arc Graphics」(開発コード名「DG2」を2021年に「Alchemist」に変更)の安定サポートがデフォルトで有効になっているほか、NVIDIA製「GeForce RTX 30」シリーズのアクセラレーテッドグラフィックス「Ampere」がnouveauのオープンソースコードで初期サポートされている。さらにドライバーのアップデートも含まれており、ポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER」向けのソニー製ワイヤレスゲームコントローラー「DUALSHOCK 4」、センサー、ファン、Habana Labsの人工知能(AI)アクセラレーター「Gaudi2」、ASUSのマザーボードに対するサポートなどがある。