マイクロソフト、脅威アクターの命名規則を変更–天気にちなみ分かりやすく

今回は「マイクロソフト、脅威アクターの命名規則を変更–天気にちなみ分かりやすく」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Microsoftは米国時間4月18日、脅威アクターの命名規則と分類法を改正し、「Typhoon」(台風)、「Sandstorm」(砂嵐)、「Blizzard」(猛吹雪)、「Sleet」(みぞれ)など、天気に関連する言葉で命名および分類することを発表した。

 Microsoftによると、脅威アクターを分かりやすい名前で分類することにより、組織が脅威に優先順位を付けて、より効果的な対策を立てられるようにすることが狙いだという。セキュリティ担当者は名前を見ただけで、自らが直面している攻撃者のタイプを即座に把握できるようになるとしている。

 脅威アクターは、「Nation state」(国民国家)、「Financially motivated」(金銭目当て)、「Private sector offensive actors」(民間の攻撃アクター)、「Influence operations」(影響を及ぼすことを目的とする作戦)、「Groups in development」(開発途上のグループ)の5種類に分類される。

 国民国家の脅威の名称は、中国が「Typhoon」(台風)、イランが「Sandstorm」(砂嵐)、ロシアが「Blizzard」(猛吹雪)、レバノンが「Rain」(雨)、北朝鮮が「Sleet」(みぞれ)、韓国が「Hail」(あられ)、トルコが「Dust」(砂塵)、ベトナムが「Cyclone」(サイクロン)となっている。例えば、ロシアの対外情報庁(SVR)との結びつきが指摘されているハッカー集団APT29(Cozy Bearとも呼ばれる)は、新しい命名規則では「Midnight Blizzard」になるという。

 残りの4つの脅威の名称は、金銭目当てが「Tempest」(大嵐)、民間の攻撃アクターが「Tsunami」(津波)、影響を及ぼすことを目的とする作戦が「Flood」(洪水)、開発途上のグループが「Storm」(嵐)だ。

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