グーグル、AI分野の2つの研究グループを統合–「Google DeepMind」を新設
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Googleは米国時間4月20日、人工知能(AI)分野における進歩を大幅に加速させ、より優れたAIシステムを安全かつ責任ある方法で開発するために、新たな部門を新設すると発表した。
具体的には、AI分野の2つの研究グループである、Google ResearchのGoogle BrainチームとDeepMindを統合し、Google DeepMindというグループを立ち上げる。
これら2つの組織は過去10年間にAIで多数の成果を出しており、囲碁AIプログラム「AlphaGo」、機械学習(ML)モデル「Transformer」、自然言語処理技術「Word2vec」、音声認識・合成技術「WaveNet」、タンパク質の折り畳み予測プログラム「AlphaFold」などがある。ほかにもMLモデルを構築するためのソフトウェアライブラリー「TensorFlow」やMLフレームワークの「JAX」を手がけてきた。
Demis Hassabis氏がGoogle DeepMindの最高経営責任者(CEO)に就き、次世代の製品・サービスを支える、最も高性能かつ責任ある汎用AIシステムの開発を統括する。
Google ResearchおよびGoogle DeepMindのチーフサイエンティストにはJeff Dean氏が就任し、Googleと親会社Alphabetの最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏の直下で任務にあたる。Dean氏はHassabis氏と共に、同社のAI研究の針路を定め、最重要かつ戦略的な技術プロジェクトを統括していく。
Google Researchは引き続き、アルゴリズムと理論、プライバシーおよびセキュリティ、量子コンピューティング、医療、気候と持続可能性、責任あるAIなどの分野で、コンピューター科学の根本的な発展を主導していく。