大成建設と富士通、建設現場のDXを加速する「作業所ダッシュボード」を開発

今回は「大成建設と富士通、建設現場のDXを加速する「作業所ダッシュボード」を開発」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 大成建設と富士通は、建設現場の業務の効率化を推進する作業所業務支援システム「作業所ダッシュボード」を開発した。大成建設の全国約700の作業所で利用を開始している。

 作業所ダッシュボードは作業予定や施工状況など建設現場内の情報を集約・可視化して関係者間で共有できる。また本社・支店から遠隔でリアルタイムに作業所の業務の進行状況を把握できるため、作業所から本社・支店への報告業務を大幅に効率化できる。さらに本社・支店が同システムの共有情報から各作業所のスケジュールなどを詳細に把握し、作業所ごとに適切に指示ができるため、双方で業務効率化できる。

 共有する情報は、作業所内での各種工事の実施予定から、作業所閉所情報、日報(本社・支店への毎日の業務報告・連絡)、職員個人予定(「Outlook」との連携)、建設現場内に設置したカメラ映像など多岐にわたる。

 また、省電力かつ長距離での無線通信を特徴とするLPWA(Low Power Wide Area)通信を利用した、建設現場内の温湿度、暑さ指数(WBGT)、風向・風速、騒音・振動、水質、酸素濃度など各種センサーシステムと連携した作業所気象情報などのリアルタイム情報も共有する。

 大成建設は、企画から開発までの全ての過程において富士通の技術やノウハウの支援を受けながら、作業所ダッシュボードのアジャイル開発を進めた。大成建設と富士通で開発チームを組み、大成建設における作業所ニーズのヒアリングと検証・修正を繰り返しながら開発していった。これにより作業所の幅広いニーズに合致し、全ての作業所において利用可能で高効率なシステムを構築できた。またアジャイル開発技術者の育成にも寄与できたという。

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