ヤフー、「A10 Thunder CFW」を採用–ネットワーク環境のモダナイゼーションを推進

今回は「ヤフー、「A10 Thunder CFW」を採用–ネットワーク環境のモダナイゼーションを推進」についてご紹介します。

関連ワード (ITインフラ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 A10ネットワークス(A10)は、ヤフーがネットワーク環境のモダイナゼーション(近代化)を目的として「A10 Thunder CFW」を導入したと発表した。

 A10 Thunder CFWは、アプリケーション配信(ADC)に加え、ファイアウォールや分散型サービス拒否(DDoS)攻撃防御などの複数のセキュリティ機能を1つに集約して提供する統合型セキュリティプラットフォーム。

 ヤフーはA10 Thunder CFWについて、BGP(Border Gateway Protocol)に対応でき、30万rps/30Gbpsのスループットに耐えられるほか、1つの筐体でシンプルに導入でき、機器数を余分に増やすことなく必要な機能が実装できる点、障害発生時も待機系にスムーズに切り替わる点を評価した。

 ヤフーは、これまでレガシーアーキテクチャーを用いたネットワークを運用していたが、高い可用性と拡張性を持つIP CLOSネットワークに刷新することになった。このためアクセス制御の仕組みも検討することになった。

 製品を選定していた当初は、ファイアウォール単体での導入も検討したが、ロードバランサーとファイアウォールが個別機器に分散することで、冗長化構成であっても復旧処理が煩雑になる上、障害発生点になり得る機器が増える懸念があった。

 同社は、将来的にIP CLOSネットワーク内に50台規模のA10 Thunder CFWを稼働させる計画で、開発環境と本番環境のアクセス制御を行いながら、いずれは社外からインターネット経由で行われるアクセス制御の領域にも展開していく予定だ。

 さらにA10 Thunder CFWに実装が進むDNS関連の機能についても検証を進めており、仮想IPアドレス(VIP)の情報を別の筐体に移行する機能など、既存のネットワークにおける効率的な運用につながる機能群を検討している。

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